「言の葉の穴」的2015年のAV関連ニュース10選


 独断と偏見とノリと勢いで選ぶ2016年のオーディオ・ビジュアルハイライト。
 業界的な話題と個人的な話題もごちゃまぜで。




第10位

さらば、ChorusDS
今度こそさらば、SongBook


 ひとつの歴史が終わった。




第9位

DELAとfidataから新モデルが登場


DELA N1Z/N1Aの新モデル
fidata HFAS1-XS20

 でかい花火を打ち上げて終わるのではなく、新モデル的な意味でも機能拡張的な意味でも継続することの素晴らしさよ。
 日本のネットワークオーディオシーンにおいて、「サーバー」だけでなく「プレーヤー」の領域においてもDELAとfidataの果たしている役割は途方もなく大きい。




第8位

SFORZATO × RoonReady


SFORZATO × RoonReady + Roon Server
SFORZATOに行ってきました

 ネットワークオーディオ黎明期の麒麟児が、OpenHome対応を経てついにユーザビリティにおいても最先端を走るようになった。さらに、なんと単体Roon Serverも作っているらしい。
 純然たるネットワークオーディオプレーヤーの雄として、これからも走り続けてほしいと願っている。




第7位

Dynaudio The New Contour

 そうそう、こういうのでいいんだよこういうので!





第6位

ガールズ&パンツァー 劇場版のBD


 アニメ作品としては『AKIRA』以来の音質評価15☆を進呈。
 マルチチャンネル・サラウンドはいいぞ。




第5位

サブウーファーの導入


【レビュー】ECLIPSE TD316SWMK2
LFEとサブウーファーの意義を考える

 ホームシアター歴10年目にしての導入。
 サブウーファーが担うのは決して低音の量感だけではない、ということを理解した。




第4位

UHD BDの本格始動


【レビュー】Panasonic DMP-UB90
【UHD BDレビュー】総まとめ

 4K/HDRディスプレイを未だに持っていないので視聴環境はあくまでも暫定ながら、BDと比べた際のUHD BDの資質は明らかである。
 ソフトメーカー各社にはUHD BDが最後の映像ディスクメディアであるという認識の下、全方位的に納得のいく仕様でリリースしてほしいと切に願っている。




第3位

オブジェクトベースシアターへの道、完結!


【Dolby Atmos/DTS:X】オブジェクトベースシアターが完成して思うこと

 オブジェクトオーディオは良い。

 しかしそれは、「マルチチャンネル・サラウンド」における最後の隠し味であって、入り口ではない。

 天井にスピーカーを取り付ける前にやるべきことは腐るほどある。




第2位

RoonReady狂想曲


RoonReady、ネットワークオーディオ第五の矢
RoonReady、Roon Server、Roon Core、Roon Remote

 年初に大量のパートナーブランドを引っ提げて華々しく登場した後、Munich HIGH END 2016でも色々な新製品がお目見えし、現在進行形でパートナーブランドが増えているRoonReady製品。
 が、「現在開発中」のブランドは随分と増えたものの実際に手に入る製品は未だに数が少なく、RoonReadyを活かすために必要なRoon Serverとなると極めて限られているという状況は変わっていない。ついでにRoon Serverの重要性もまだまだ認識されているとは言い難い。
 RoonReadyの発表当初は割と次々に対応機が出てきたので「RoonReadyの実装はそんなに難しくないのかな」などと思ったが、そういうわけでもなさそうだ。

 そして従来のネットワークオーディオのプラットフォームの価値を無視して、あるいはそもそも知りもせずに「Roon最高、Roonさえあれば他にはなにもいらない」的な物言いがされるのを見かけるようになったが、これについては「決してそんなことはない」と言い続けたい。

 それにしても、LUMINはいったいいつRoonReadyになるのだろうか。
 先に私がRoonReadyになってしまった



第1位

canarino Fils ― デジタル・ファイル再生の原器


 マシンスペックや汎用性において間違いなくPCでありながら、音楽再生時にPCの存在を意識せずに済み、なおかつきちんとオーディオ機器として作られた製品
 まさにこの意味での「理想のオーディオ用PC」ついに手に入れたぞ

 canarino Filsは使うソフト次第で「サーバー」にも、「プレーヤー」にも、あるいは「ミュージックサーバー」にもなる。そして、今後それらのソフトや単体オーディオ機器を試すうえで、canarino Filsが判断の基準を担うことになる。




 2017年も思いっきりオーディオ・ビジュアルしよう。



2016年のハイライト 創作・地元ネタ編



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