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【レビュー】Panasonic DMP-UB90

UHD BDプレーヤー Panasonic DMP-UB90を買った

 4KディスプレイもないのにUHD BDプレーヤーのレビューしてどうすんだ、と思わなくもないが、BDプレーヤーとして見ればだいたいの傾向は掴める。それにUHD BDプレーヤーとして評価しようにも、比較対象がない現状では評価のしようがない。

 というわけで、OPPO BDP-103と比べたDMP-UB90のレビューである。
 映像プレーヤーとして重要な操作感・画質・音質の三点で評価を行った。その他の付随機能、例えばDLNAに対応してネットワークプレーヤーになるとかyoutubeが見れるとかそういったものは特に考慮していない。

 4Kディスプレイ導入の暁には更新しようと思う。



・操作感

 まずは読み込みの速さを測るべく、“動作が非常に重い”BDの代表として『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』を選択。リモコンのディスクトレイ「閉」ボタンを押してからディスクメニューが表示されるまでの時間を計測した。
 結果、OPPO BDP-103は55秒、DMP-UB90は59秒。
 数値だけを見ればOPPOの方が速いのだが、両者では表示される案内画像に違いがあり(DMP-UB90の方が表示されるものが多い)、それを加味すればDMP-UB90の方が速い。つまるところ誤差の範囲で、読み込みの速さは両者同等と言っていいだろう。
 ボタン操作に対するレスポンスもほぼ同等。つまり、非常に優れたOPPO BDP-103と同等のレスポンスがDMP-UB90でも実現されている。

 ちなみに、UHD BDの読み込みがBDに比べて長いということはなく、操作レスポンスも含めて操作感はBDとほぼ変わらない。

 ただ、コストの問題で仕方がないとはいえ、リモコンは自照式のOPPO BDP-103が圧倒的に優位。また、再生中の情報表示もOPPOの方がわかりやすい。



 画質と音質は同時に評価すべく、読み込みついでのスター・ウォーズを含め、以下のBD/シーンを用いた。

『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』
ヨーダvsダース・シディアス
画:CGまみれの清廉な空間
音:究極的な精度で盛り上がる劇伴

『ダークナイト ライジング』
ゴッサム市警vs影の同盟
画:IMAXが写し撮った清廉にして濃密な空気感
音:重く激しい劇伴と充満する叫喚

『パシフィック・リム』
ジプシー・デンジャーvsオオタチ
画:光と闇の中で乱舞する膨大なディテール
音:巨大なものの咆哮の中に飛び散る破壊の残滓

『英国王のスピーチ』
最後のラジオ演説
画:イギリスの蒼い空気感と衣装の質感
音:声

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』
冒頭
画:ぱりっとした今時のアニメの画
音:声・効果音・劇伴の重なり具合

リファレンスBD10選・画質編
リファレンスBD10選・音質編



・画質

 情報量とS/NでDMP-UB90に優位性が認められる。特に暗部の描写で差があり、より諧調が粘ってディテールが表出する。
 『パシフィック・リム』では随所で輝きが増し、ダイナミックレンジの拡大が見られた。
 が、そんなに大きな差ではない。



・音質

 強いて言えば、OPPO BDP-103は迫力の表現に長け、DMP-UB90はすっきりとして細かい音が聴きやすい。
 が、その差は限りなく小さい。



 随分と気の抜けた画質音質評だが、実際そんなに騒ぎ立てるような差ではないので仕方がない。



 というわけで、DMP-UB90はOPPO BDP-103と比べてリモコンはしょぼくなったが、操作感・画質・音質のそれぞれで特に失うものはなかった。特に画質では有意な点も認められた。
 DMP-UB90はHDMI出力を2系統備えているなど、本当に必要な部分にコストが投入されており、純粋にBDプレーヤーとして見てもいい線いっている。
 これでさらにUHD BDも再生できるのだから、もう言うことなしである。


 それにしても、デジタル映像機器は技術の進歩とクオリティの向上がしっかり連動していて、なんというか、いいなあ……



【Dolby Atmos/DTS:X】オブジェクトベースシアターへの道・まとめ

【UHD BDレビュー・暫定版】総まとめ

【BDレビュー】総まとめ

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