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【BDレビュー】第341回『帰ってきたヒトラー』



画質:8
音質:8
(評価の詳細についてはこの記事を参照)

映像:AVC
音声:ドルビーTRUEHD 5.1ch advanced 96k upsampling


○画質
 ポストHD時代らしい切れ上がる解像感を見せたと思ったら、いかにもスマホのカメラで撮ったような情報量不足の画が現れる。つまり劇映画としての画とドキュメンタリーとしての画が混在し、全編通じて「安定感」は皆無。
 とはいえ、本作はそもそもそういう作品なのでそれをとやかく言ってもどうしようもない。ただ、意図しないノイズの発生やエンコードによる弊害とはまた別次元の乱高下でるので、ある意味では安心して見ていられる。

○見どころ
 総統閣下


○音質
 ギャガお得意の「advanced 96k upsampling」仕様。さらに私の中で勝手に伝統になりつつある「ドイツ語が話される映画はすこぶる高音質」とあわせて、期待値はすこぶる高かったが……期待していたほどでもなかった。
 『善き人のためのソナタ』『ヒトラー ~最期の12日間~』で感じられた渋み、えぐみ、迫真性とでも呼ぶべきものはあまり感じられず、本作のダイアローグはどこか軽やか。それがカラフルな映像や軽快な音楽の使い方とも相まって、物凄く重苦しい題材を扱っているハズなのにちっとも重苦しくないという妙な雰囲気が醸成されている。それでも声の質感そのものは克明であり、数多の登場人物の中にあって図抜けて力強いヒトラーの声もしっかりと伝わる。
 そもそも活きるシーンがなく、別になくても困らないが、サラウンド感は極小。またあくまでもダイアローグ主体の映画であるので、音楽もほとんど活躍しない。

○聴きどころ
 総統閣下


○総評
 購入特典で付いてきたパンフに書かれていた「笑えるが笑い事じゃない」という文言が最も的確な表現に思える。
 面白いが、はたして「面白い」という感想を抱いてもよいものか、と。
 受付の姉ちゃんちにメノラーがあったのを見て、後に起きる破局が見えてしまった……

 『ヒトラー ~最期の12日間~』を買った人は絶対に買うべきタイトルである。



○再生環境(詳細はコチラ

・ソース
Panasonic DMP-UB90

・映像
Victor DLA-X30
KIKUCHI SE-100HDC

・音響(センターレス6.1.4ch)
Pioneer SC-LX59
Nmode X-PM7
Nmode X-PW1 ×3(サラウンドにモノラル×2、サラウンドバックにステレオ×1)
Dynaudio Sapphire(フロント)
Dynaudio Audience122(サラウンド)
Dynaudio Audience52(サラウンドバック)
ECLIPSE TD307MK2A ×4(トップフロント・トップリア)
ECLIPSE TD316SWMK2



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