個人的にはターミネーター2と並び立つ超傑作SFだと思っている。

ちなみにプレデター2も主演はシュワルツネッガーを考えていたが、ターミネーター2に行っちまったために主演交代になったんだそうな。


画質:6 音質:14


映像はAVCでかなりのハイビットレート。
音声はDTS-HDMAの24bit。

画質について。
90年代になりきれなかった画質、とでも言うべきか。
一作目よりはかなりマシになったものの、高画質と言うには足りず、ハイビジョンディスクとして最低限の水準はクリアしているといった程度。
暗部がざわざわ薄汚れるのはこの時代のお約束。仕方ないね。
ハイビジョンになったせいで合成技術の粗も見えてしまう。仕方ないね。

音質について。
やかましさに定評のあるプレデター。
力強いの一言に尽きる。一作目も時代を考えれば異常とも思えるほどの鋭さを実現していたが、二作目ではさらに鋭く重く、近作の良く出来た音響と比べても全く見劣りしない強靭なものとなっている。サラウンドチャンネルも積極的に活用しており、動きのある場面では音が縦横無尽に跳ね回る、というよりは常にどこかで音が轟いているような状態。
とにかく音の一粒一粒が大きく重く、BGMも全チャンネルから盛大に鳴り響く。バイオ3やダークナイトの非常に精密かつ鋭い音を積み重ねるような音ではないものの、その良い意味で大雑把かつ重厚な音響はある種、映像と組み合わせた際の“音響効果の本質的な面白さ”を存分に味わえるものと言っていいだろう。
ドンパチ系サウンドデザインの転換点はやっぱりプライベート・ライアンなのかな?



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