前日:天明5年1月1日/平成31年2月9日


天明5年1月2日(新暦換算:2月10日)

秋田県湯沢市柳田




 二日。霰が降り、やがて雪になって冷え冷えとした。降り重なった雪の中から短く現れた梢は、まるで花と見紛うようで、雪が積もるというのも面白い。

 ここを柳田というので、

また雪の ふる枝なからに 白妙の 糸うちなひく 里の柳田。



 『小野のふるさと』は日記であり、その日特に書くことがなければやけに短かったり、一言で終わったり、そもそも書かなかったりもする。
 というわけで、『小野のふるさと』は『齶田濃刈寢』以上に気合いの入る日と雑な日の差が激しく、今日のように短い文章で終わる日もざらにある。

 ちなみに今日は第104回三関大綱引きであり、私は役員(という名の運営協力要員)ということで朝から会場設営やら何やらに参加していた。



 たまに晴れた冬の日の清々しさよ。



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●『齶田濃刈寢』本文・参考文献

『秋田叢書 別集 第4』 秋田叢書刊行会, 1932
『菅江真澄遊覧記1』 内田武志・宮本常一編訳, 東洋文庫, 1965

記事中の【見出し】は『秋田叢書』にあるものをそのまま使っている



※この記事の写真は平成31年2月10日に撮影したものです



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翌日:天明5年1月3日/平成31年2月11日



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