【レビュー】SOtM sMS-200 外観・仕様編
【レビュー】SOtM sMS-200 運用・音質編
この手の「ちっこいけれども何でもできるネットワークオーディオトランスポート」的な製品は他にSonore Sonicorbiter SEやAURALiC ARIES MINIなどがあるが、きちんと日本で手に入るという意味で、SOtM sMS-200の存在はでかい。
で、このsMS-200は今までもファームアップにより機能拡張を果たしてきたのだが、最近のアップグレードでとうとう一線を越えた感があるので紹介する。
!?
これでsMS-200はMPDだけでなく、慣れ親しんだUPnP/OpenHomeの領域でもミュージックサーバーとして機能するようになった。ストレージを積んでいないので何かしらUSBで繋ぐ必要はあるにしても。
しかも、BubbleUPnP Serverが動くということは、仮に「sMS-200を純粋にサーバーとして」使った場合でも、「よほどのクソじゃない限り、UPnP/DLNA互換のプレーヤーならおれが面倒見てやるぜ」ということを意味する。要はQNAPにMinimServerとBubbleUPnP Serverをインストールするのと同じことが、sMS-200でできるようになる。
というわけで、実際に使ってみる。
MinimServerとBubbleUPnP Serverのアイコンが増えている。
色々とはしょっているがMinimServerの設定。
これでsMS-200(+USBストレージ)をMinimServerで運用可能になる。
プレーヤーもsMS-200、サーバーもsMS-200。
両方の機能を備える「ミュージックサーバー」の出来上がりである。
ただ、MinimServerを走らせるとそれなりにリソースを喰うことになるのか、MinimServerを走らせない状態に比べて明らかにプレーヤーとしての挙動が重くなる。これは特に高いスペックの音源を再生する際に顕著。あまりの遅さに窓から放り投げたくなるほどではないにせよ、この辺は痛し痒しである。
とりあえずMinimServerに対応したての状態なので、今後のファームアップで動作が改善されるなんてこともあるかもしれない。
BubbleUPnP Serverはこの通り。
いつもの画面で設定できる。
ついでに紹介。
以前のファームアップで獲得した機能のひとつに、組み合わせるUSB DAC次第で可能になる「DSDのネイティブ出力」がある。
嬉しい人には嬉しいはず。
ちなみにOPPO Sonica DACは対応DACに含まれていた。
そしていつの間にかPCM768kHz/32bitとDSD512にまで対応していた。
実際の再生でも支障はない。
Stereo2017年7月号の記事「ハイCPコンポグランプリ」ではSOtM sMS-200を筆頭に挙げたわけだが、この選出はやはり間違いではなかった。
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SOtM sMS-200でMinimServerとBubbleUPnP Serverが使えるようになった
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