アイ・オー・データ Soundgenic ― ネットワークオーディオの呼び水となるか


 SoundgenicのHDDモデル、HDL-RA2HFを試す機会を得たのでレビューする。

 同社の別ブランドにあたるfidata、そしてオーディオ向けのNASとしてSoundgenicの前モデルに相当するRockDisk for Audioとの比較も行う。



【レビュー】fidata HFAS1-XS20 ― 専用機であるということ

【レビュー】アイ・オー・データ RockDisk for Audio ― はじまりという価値


 見た目はシンプルな黒い箱。もちろんファンレス。
 それなりに質感は良く、重さもあり、安物めいた印象は受けない。ハイレゾロゴがまぶしい!!


 背面やスペックの詳細は商品ページを参照。
 fidataと異なりUSB端子がふたつあるので、USB DACとディスクドライブを同時に繋ぎたいといった場合に便利になった。

 外部電源に一工夫したいとなった場合、こういうことがあるようだ。



 ブラウザの設定画面。


 見ての通り、基本的にfidataと同様。


 「fidataのソフトウェア技術を継承」の言葉通りである。


 ちなみに、RockDisk for Audioはこんな感じだった。


 Soundgenicやfidataは設定画面としてもオーディオに特化しているのがわかる。
 買ってきて、繋いで、音源ファイルを入れれば、使える。


 やったぜ。


 プレーヤー=USB出力搭載ネットワークオーディオトランスポートとしての検証は画像やら何やらを用意するのがめんどくさいので省略。
 fidataの時点で機能的に盤石、しかもSFORZATOやLUMINと比べても高速動作なので、不安要素はない。
 fidata Music Appもいいぞ。


 サーバーソフトはおなじみTwonky Serverを採用。
 特に運用面で気にすることはないが、Twonky Serverの仕様の関係でフォルダ掘りでの選曲にこだわる人は、下の画像のように設定しておこう。


【追記・修正】

 アイ・オー・データ製品に搭載のTwonky Serverはカスタム済みで、フォルダ掘りでもきちんとタグのトラックナンバーが機能する。
 すっかり忘れていた……


実例:SoundgenicのTwonky Server



実例:Windows版Twonky Server 8.5


 どちらも上記の設定にチェックを入れずにフォルダを覗いた場合。
 Soundgenicでは問題なく曲順に並んでいるが、一方……


【追記おわり】




 で、このSoundgenicなのだが、実はRockDisk for Audioやfidataと比べても圧倒的に進化した点がある。


 RockDisk for Audio


 fidata


 ……


 Soundgenic


 !!!


 音質編に続く。



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