DELA、ミュージックライブラリーの最上位「HA-N1ZS20/2A」。ストレージを2TB SSD 1基に変更 – Phile-web

新 N1ZS 発表 – メルコシンクレッツのブログ

2016年発表の DELA ミュージックライブラリーのハイエンドモデル「N1ZS」(HA-N1ZS20/2)は高い評価をいただいたのですが、一部コンポーネントの入手性の問題から、余裕をもって確保していた数量が予想より早く完売となってしまいました。

このため、N1ZS20/2の設計を一部変更し、後継品として新しい N1ZS(HA-N1ZS20/2A)を開発いたしました。


 というわけで、「新モデル」というよりは「後継モデル」という感じ。
 先代のN1ZS/2が完了になったと聞いた時はどうしたものかと思ったが、こうして無事にSSDモデルが復活してよかったよかった。

 ミュージックサーバー――各社様々に自社製品を呼んでいるけれど、「サーバー」と「プレーヤー」の両方を兼ねる以上ここではこの呼び方で統一している――という製品ジャンルで、国産機がこれほど大きな存在感を発揮していることは素直に喜ぶべきことだ。
 海外製のミュージックサーバーは、単体で完結する「ストレージ内蔵プレーヤー」としての性格が強く、単体ネットワークオーディオプレーヤーとの接続をあまり考えていない(できなくはないけど、それを推してはいない)ように見える。その点、DELAもfidataも、そもそもの出自が「サーバー」であるため、ネットワークオーディオプレーヤーと組み合わせる純然たる「サーバー」としての完成度は、少なくともオーディオ機器として売られているなかでは他の追随を許さない。組み合わせる機器がUSB DACだろうがネットワークオーディオプレーヤーだろうが全面的に面倒を見ようという懐の広さもまた、国産ミュージックサーバーの美点と言える。
 一方で「USB入力を搭載するネットワークオーディオプレーヤー」も増えつつあり、「プレーヤーの所在」はより混沌としている。PCの再生ソフトもネットワークオーディオプレーヤーの内的ソフトも全部含めた、「最強の再生エンジン」の称号は誰の手に。

 純然たる「サーバー」としても、フル機能の「OpenHome対応ネットワークオーディオトランスポート」としても、DELAがファイル再生の領域に及ぼした影響は大きかった。
 はたして次は何が起きるのだろう。



DELA N1Z/N1Aの新モデル


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