*

【BDレビュー】第342回『マックス・ペイン』

画質:9
音質:12
(評価の詳細についてはこの記事を参照)

映像:AVC
音声:DTS-HD Master Audio 5.1ch


○画質
 硬質にして粒状感もコントラストも強いという、今となってはちょっと懐かしいタイプの画。基本的に暗く重苦しい光景が続く中で、金属光沢や銃火の煌めきが余計に際立つ。
 解像感に優れ、要所要所で非常に切れ味鋭い画を見せるものの、情報量的には頭打ちがあり、超高画質とまではいかない。また、グレインを通り越してノイジーになっているシーンも散見されるが、それも含めて画作りであると認めるかどうかは微妙なところ。

○見どころ
 マックス・ペインといえばバレットタイム


○音質
 うるせえ!(褒め言葉)
 全体的にとにかく銃火の威力が強烈。鋭さだけでなく低音もマシマシで、爆風の圧が頬を叩くかのようだ。マルチチャンネル・サラウンドの活用も上々で、四方八方から飛び交う弾丸で蜂の巣にされる感覚はじゅうぶん。
 が、音響構築に特段の工夫が感じられず力押し一辺倒なことや、そもそも映像として繰り広げられる戦闘それ自体がいまいち盛り上がらないこともあり、銃撃戦については「うるせえ!」以上の印象はない。
 非日本的なヴァルキリー(本編参照)が飛び交う様が本作の音におけるもうひとつの精華。舞い踊る影と登場人物の視線に伴って縦横無尽に空間を裂き、幻覚度マックスのシーンでは天井を含む全方位からの激烈な重低音が襲い掛かる。

○聴きどころ
 銃全般
 非日本的なヴァルキリー全般


○総評
 シューテムアップ映画としてじゅうぶんすぎるほどの画質音質を備えていると言える。
 しかし、『シューテム・アップ』『デスペラード』『リベリオン』といった作品と並ぶには、映像や演出を含めた熱狂の度合いがあまりにも足りない。


【サラウンドジャンキーに送る“シューテムアップ”BD10選】



○再生環境(詳細はコチラ

・ソース
Panasonic DMP-UB90

・映像
Victor DLA-X30
KIKUCHI SE-100HDC

・音響(センターレス6.1.4ch)
Pioneer SC-LX59
Nmode X-PM7
Nmode X-PW1 ×3(サラウンドにモノラル×2、サラウンドバックにステレオ×1)
Dynaudio Sapphire(フロント)
Dynaudio Audience122(サラウンド)
Dynaudio Audience52(サラウンドバック)
ECLIPSE TD307MK2A ×4(トップフロント・トップリア)
ECLIPSE TD316SWMK2



【Dolby Atmos/DTS:X】オブジェクトベースシアターへの道・まとめ

【BDレビュー】総まとめ

【UHD BDレビュー】総まとめ

スポンサーリンク


関連記事

【ハイレゾ音源備忘録】John Mayer / The Search for Everything – Wave One

・アーティスト / アルバムタイトル John Mayer / The Search

記事を読む

ポタ研の中のデジ研

ポータブルしないオーディオイベント「デジ研」、ポタ研と同時開催 - Phile-web  

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第208回『ノエイン』

画質:5 音質:8 映像はAVC、音声はリニアPCMの16bitステレオ 画質につい

記事を読む

シン・ゴジラのUHD BD

「シン・ゴジラ」が'17年3月22日BD/UHD BD化。初公開映像満載の特典BD - AV Wat

記事を読む

【ハイレゾ音源備忘録】鷺巣詩郎 / ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 オリジナルサウンドトラック

・アーティスト / アルバムタイトル 鷺巣詩郎 / ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 オリジナルサウン

記事を読む

【音源管理の精髄】 JRiver Media Centerでネットワークオーディオする! 【ネットワークオーディオTips】

 JRiver Media Center。長いから以後JRiverと呼ぶ。  高品質かつ多機能な再

記事を読む

MQAのソフトウェアデコードって……

MQA Decoding Explained - Audio Stream If you pl

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第98回『ショーシャンクの空に』

好い映画。 画質:7 音質:7 映像はVC-1、ビットレートは高くて25Mbps程度

記事を読む

canarino Fils × EL SOUND アナログ電源 DC12V5A Improved

ついにデジタル・ファイル再生の原器を手に入れたぞ  canarino Filsはまだ何度か

記事を読む

【ハイレゾ音源備忘録】 Dan Arborise / Of Tide & Trail

・アーティスト / アルバムタイトル Dan Arborise / Of Tide & Trail

記事を読む

スポンサーリンク

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

スポンサーリンク

【レビュー】SOULNOTE D-1 音質編

外観・運用編 ・再生環境(詳細) canarino

【Munich HIGH END 2017】SFORZATO / fidata in Munich

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】Cocktail Audio CA-X50 【Roon Ready】

  Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら

【Munich HIGH END 2017】constellation audio LEO 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】Roon Labs自身による“Nucleus” Roon Server

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】Playback Designs Dream DAC MPD-8 / Transport MPT-8 【Roon?】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】DELAの進化は続く

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】Mark Levinson No519 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】dCS Vivaldi One 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】Ayre QX-8 / AX-8 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】MSB Technology The Reference DAC 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】AURALiC G Series 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

言の葉の穴・四周年

 三周年記事で地元ネタ全面解禁宣言をしてから1年。  主に私のや

【Munich HIGH END 2017】Dynaudio Special Forty

Dynaudio Special Forty https://y

【レビュー】SOULNOTE D-1 外観・運用編

 SOULNOTEのDACには、対応フォーマットのスペックを偏重する流

LUMIN U1がDSD256に対応

LUMINのネットワークトランスポート「U1」、11.2MHz DSD

【菅江真澄紀行文】『菅江真澄と歩く 二百年後の勝地臨毫 出羽国雄勝郡』が完成しました

小町ゆかりの地「真澄と歩く」出版プロジェクト - FAN AKITA

【御礼】ヘッドホン祭&北陸オーディオショウ(デジ研)・OTOTEN 2017が終了しました

春のヘッドホン祭2017 / 第2回北陸オーディオショウの「デジ研」に

【おしらせ】OTOTEN 2017に参加します

 久々だと思っていたら三週続けてのイベント参加です。 O

【おしらせ】春のヘッドホン祭2017 / 第2回北陸オーディオショウの「デジ研」に参加します

 久々のイベント参加になります。 春のヘッドホン祭201

→もっと見る

PAGE TOP ↑