画質:8 音質:9→11
映像はAVC、音声はドルビーTRUEHDの16bit。
画質について。
フィルム撮影だったのねコレ。
DVDも勿論持っているが、超絶的な進化というよりは順当な高画質化というべきか。情報量は増え、輪郭はシャープかつ滑らかになり、どうでもいい圧縮由来のノイズは消滅。滑らかさと細部に息づくディティールのバランスはやはりフィルムならではのものか。作品全体の色調はどこか90年代前半を思わせる。
色彩はなかなか濃厚になり、ひょっとしたら映像の意図のようなものが見えてきた。“理想郷”の色は限りなく薄く寒々しく、その理想郷が排除しようとする“有害物”は実に暖かく濃厚な色彩に溢れている。赤、特に血の鮮烈さが特に引き立つ。
真っ赤なリボン。
音質について。
こちらは期待していたものよりは少々下回る印象。DVDの時点でかなり素晴らしかったので、BDではもっと化けると思っていたのだが。
私の個人的な期待云々を抜きにすれば、とてもよく出来た楽しい音響であることになんら疑念は無い。基本的には『シューテムアップ』同様、弾丸一発の重さ・威力ではなく怒涛の弾数でもって畳み掛ける音響。特にラストの明鏡止水は極めつけである。
未だにリベリオンを凌駕するガンアクションにはなかなか出会えない。わざわざ劇中に解説シーンを設けるほどに監督の熱が入ったガン=カタで君も蜂の巣にされよう!
追記:
システムの質が上がれば上がるだけ音響のレベルも抜群の伸びを見せる。
かつて聴いた音とはまったく別物の音となっている。音のバリエーションとしては少々弱いが、音数・威力ともにまったく不満が無くなった。
BDレビュー総まとめ
【BDレビュー】 第128回『リベリオン』
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