*

【インプレッション】SOtM sMS-1000SQ Windows Edition 運用編 【Roon Server】

【インプレッション】SOtM sMS-1000SQ Windows Edition 外観・仕様編


 SOtM sMS-1000SQ Windows Editionは、つまるところオーディオ機器として突き詰められたWindows Server 2012 R2搭載PCである。
 ゆえに、見た目や質感や雰囲気や出てくる音や価格が完全にオーディオ機器のそれだったとしても、運用そのものはまんまPCである。しかもサーバーOSなのでいろいろと勝手が違う。

 音源ファイルを入れるだけなら、「ネットワーク」からそのまま突っ込めば済む。
20160811SOtMPC01

 転送速度もそれなりに早い。
20160811SOtMPC03


 繰り返しになるが、sMS-1000SQ Windows EditionはWindowsサーバーである。
 そしてこのことが、他のいわゆる「USB出力搭載ネットワークオーディオトランスポート」との大きな違いとなっている。
 すなわち、DoPではなくASIOが使えることで、USB DACの対応フォーマットを最大限活かすことが可能になる。

 「リモートデスクトップ」からアクセスするのは少々面倒だが、初期設定の時くらいしかアクセスする機会がないので問題あるまい。
20160811SOtMPC02

 ここから先はSSが撮れていないことに後から気付いたので画像はない。
 幸いにして逢瀬 AK4495S試作DACのAmanero Combo384のドライバはWindowsサーバーでも問題なくインストールできた。
 ドライバのインストールに際してAudioPhileOptimizerのオンオフが必要になったりするのは正直面倒だが何とかなる。正直言ってAudioPhileOptimizerはブラックボックス感が凄まじくて操作はおっかなびっくりである。

 ちなみにsMS-1000SQ Windows EditionはRoon Serverの他にJRiver Media Centerとfoobar2000が標準でインストールされている。JRemoteMonkeyMote 4 foobar2000を使ってもいいし、あるいはJRiverのネットワーク機能とBubbleUPnP Serverを併用してOpenHomeのシステムとして使ってもいい。
 目新しさからRoon Serverとしての用途に注目が集まるだろうし、私もそこの紹介を主とするが、Roonだけが華ではない。せっかくオーディオ機器として突き詰めたハードウェアを備えているのだから、あとはPCとしての特性を生かして好きなように使えばいいのである。


 これにてsMS-1000SQ Windows Edition側での設定は終了。
 というわけで、さっそくRoon Serverとして使ってみる。

 iPadのRoon Remoteからアクセスする。
 問題なくsMS-1000SQ Windows Editionが接続先に表れる。

20160811SOtMiPad Air02

 音源の場所を指定してやって……(私が借りた試聴機では設定が済んでいた)

20160811SOtMiPad Air03

 音源のインポートが完了。

20160811SOtMiPad Air05

 sMS-1000SQのスペックが公表されていない関係で、はたしてRoon Serverとしての挙動はどうなのかという疑問は常にあったが、幸いにして及第点と言える。
 そりゃi7を積んだデスクトップとは比べるべくもないが、少なくともTIDALの音源込みアルバム2000枚程度ではiPad Air2のRoon Remoteとの組み合わせでじゅうぶんスムーズに動いてくれた。

 ASIOが使えるおかげで、DSD256まで対応する逢瀬DACを最大限活かせる。
20160811SOtMiPad Air06


 OSがWindows Server 2012 R2かWindows 10かという違いを除けば、sMS-1000SQ Windows Editionの運用は基本的にcanarino filsを単体Roon Serverとして使った時と変わらない。
 見た目や雰囲気は完全にオーディオ機器ながら、ドライバのインストールが必要なことなど、運用にあたってはPCをある程度使えることが前提となる。この点で「PCレス」を謳う他のミュージックサーバーとは性格が異なる。

 もっとも、最初の設定さえ乗り切ってしまえば、あとは他の同種製品と同じように、必要に応じてネットワーク経由で音源ファイルを入れる以外にやることはない。そのため、日々の運用に関して言えば同種製品に比べて難解ということはない。


【インプレッション】SOtM sMS-1000SQ Windows Edition 音質編


Roon関連記事まとめ

【音源管理の精髄】 目次 【ネットワークオーディオTips】

よくある質問と検索ワードへの回答

スポンサーリンク


関連記事

【ネットワークオーディオTips】コントロールアプリの紹介 『media:connect』(iPad版)

 いつまで経ってもアプリの検証が進まず、気が付いたら2015年になってしまった。  このままでは永

記事を読む

LUMIN A1を試す・DSD編

導入編 動作編 機能編 LINN DSとの徹底比較  LUMINのネットワークオーディ

記事を読む

画質が迫力を凌駕する瞬間

画質を取るか、迫力を取るか  ≒テレビか、プロジェクターか。  4K/HDRをあっという間に

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第100回『●REC』

そんなわけでこの視聴記も100回を数えました。 記念すべき?100回目のソフトがゾンビ映画って辺り

記事を読む

Nmode X-DP10

<ヘッドホン祭>Cocktail Audio、デジタル出力特化の新ミュージックサーバー/Rogers

記事を読む

【BDレビュー】327回『キャビン』

 夏、熱すぎて無性にホラー映画が見たくなって買った。 画質:8 音質:8 (評価の詳細

記事を読む

【UHD BDレビュー】第14回『Sicario / ボーダーライン』 北米盤 【Dolby Atmos】

画質:15 (画質はHD環境・BDと同じ土俵での暫定評価) 音質:13 (評価の詳細につ

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第199回『マスク・オブ・ゾロ』

画質:8 音質:12 映像はAVC、音声はDTS-HDMAの24bit 画質について

記事を読む

センタースピーカーの次はサブウーファーか!

 ホームシアターのマルチチャンネル・サラウンド再生においてセンタースピーカーは極めて重要である。「台

記事を読む

【イベントレポート】ネットワークオーディオ実践セミナー オーディオ・ベースマン

【ネットワークオーディオで実現する快適な音楽鑑賞空間の構築】全国横断実践セミナー  9月20日

記事を読む

スポンサーリンク

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

スポンサーリンク

『オペラ座の怪人』のUHD BD

オペラ座の怪人 4K ULTRA HD&ブルーレイ(3枚組) 初回限定

【インプレッション】Playback Designs Merlot DAC 外観編

Playback Designs Merlot DAC - ナスペック

【菅江真澄紀行文・本編紹介】第一章「栗駒の心臓を御室に見る」

クラウドファンディングサービス「FAN AKITA」でプロジェクトを実

NetAudio vol.25で記事を執筆しました

 この手のおしらせはしばらく放置していたが、これからはマメにやっていこ

「FAN AKITA」のプロジェクトで目標金額を達成しました

小町ゆかりの地「真澄と歩く」出版プロジェクト - FAN AKITA

MQAのソフトウェアデコードって……

MQA Decoding Explained - Audio Stre

LUMINがRoon Readyになったような

 ん?  !?  常時起動の単体Roon Serv

3,000,000PVを達成しました

 言の葉の穴は2017年1月5日をもって3,000,000PV

canarino Fils × JCAT USBカードFEMTO

 canarino Filsの導入当初は、ちょいと思うところがあって、

TIDAL MASTERS with MQA

TIDAL MASTERS TIDAL is deliverin

Roon 1.3のプレビュー

Coming over the hill: the monstrous

言の葉の穴 2016-2017

 「言の葉の穴」読者の皆様、あけましておめでとうございます。  昨年

言の葉の穴 2016年のハイライト 創作・地元ネタ編

 もうすぐ終わるので振り返り。  オーディオだけではないのである。

言の葉の穴 2016年のハイライト オーディオ・ビジュアル編

「言の葉の穴」的2015年のAV関連ニュース10選  独断と

2016年の心残りその2 まだ見ぬOPPO Sonica DAC

OPPO Sonica DAC そして素晴らしいのは、この手の製

2016年の心残りその1 LUMIN、未だRoon Readyならず

Roon Ready、ネットワークオーディオ第五の矢  LU

2015年の心残りは2016年でどうなったのか

2015年の心残りその1 ESOTERIC N-05 紹介記事

【BDレビュー】第341回『帰ってきたヒトラー』

画質:8 音質:8 (評価の詳細についてはこの記事を参

シン・ゴジラのUHD BD

「シン・ゴジラ」が'17年3月22日BD/UHD BD化。初公開映像満

【BDレビュー】第340回『DOOM / ドゥーム』

画質:6.66 音質:13 (評価の詳細についてはこの

→もっと見る

PAGE TOP ↑