そもそもBubbleUPnP Serverって何だ、使うにはどうすりゃいいんだ、使うと何がどうなるんだ、という話は下の記事を参照。

BubbleUPnP Serverを使ってプレーヤーをOpenHomeに対応させる


 今回は「ネットワークオーディオのサーバー・プレーヤーにもなる再生ソフト」としてJRiver Media Center(以下JRiver)を取り上げ、BubbleUPnP Serverを組み合わせる。
 また、前回の記事ではスルーしたTIDALについても検証する。BubbleUPnP Serverを使うことで、本来なら非対応のプレーヤーでもTIDALを利用できるようになるのだから大したものだ。うまくいけば、「うちのプレーヤーはいつまで待ってもTIDALに対応しねえ!」と嘆く必要はなくなる。
 もっとも、多機能に定評のあるJRiverなら近い将来対応しそうなものだが。むしろ未だにTIDALが統合されないことが少々意外。

 サーバーとして使うのはちょっと……プレーヤーとして使うのもちょっと……なJRiverがBubbleUPnP Serverと組み合わせるとどうなるのか、見物である。



 それではさっそく、JRiverにBubbleUPnP Serverのタレをかける。
20160126BubbleUPnP Server002

 TIDALのクオリティはFLACに。
 でもって、SC-LX85では入れられなかったギャップレス再生のチェックも入れることができた。


 LUMIN AppでJRiverをプレーヤーに選択する。LUMIN Appを使えること、それ自体がOpenHome対応の証拠。LUMIN AppそのものはOpenHome完全準拠というわけではないが。
20160126BubbleUPnP Server01

 経路を単純化すべくサーバーにもJRiverを使う。
20160126BubbleUPnP Server04


 この状態で、純粋にプレーヤーとしての機能を見る。
 その結果がコレ。

操作へのレスポンス:良好
シーク:○
スキップ:○
ギャップレス再生:○
音源のスペック表示:○
オンデバイス・プレイリスト:○

 パーフェクト達成。
 素の状態で感じられた一抹の不安定感は見事に払拭され、LUMIN Appでキビキビ動く素敵なプレーヤーとなった。やはり元がいいからだろう。


 TIDALについても、プレーヤーにJRiverを選んだ状態でTIDALのアカウントを入力すれば安定して利用できた。特に気にすることはない。
 今回はLUMIN Appを使ったが、BubbleUPnPでも同様。
20160126BubbleUPnP Server05


 ユーザビリティは万全、加えて一体になったサーバーからDSD256の再生も楽々こなすネットワークオーディオプレーヤーの完成である。
20160126BubbleUPnP Server06


 内部がどのような仕組みで動いているかはさておき、BubbleUPnP Serverと組み合わせることで、JRiverはOpenHomeとTIDALに両対応したプレーヤーと化す。もちろん、PCにUSB DACを繋いでいるならそちらから音が出るし、ASIOもWASAPIも使える。
 インストールしたPCをネットワークオーディオプレーヤーと化す、というだけならJPLAYStreamerのようだが、サーバー機能も持っているぶん、JRiverを使う方が手っ取り早いとも言える。サーバーとしては画像配信能力に難ありだが。
 

 JRiverでネットワークオーディオを実践するなら、素直にJRemoteと組み合わせてもいい。というより、これをトータルで越えられるユーザビリティの実現は非常に難しい。
 「JRiverとBubbleUPnP Serverの組み合わせ」に優位性があるとすれば、それは「OpenHome対応の優れたコントロールアプリを色々と使える」ことと、「JRiverでTIDALが使える」ことの二点。そう遠くない将来JRiverがTIDALに対応しそうなことや、JRemoteの極めて高い完成度を考えれば、foobar2000の時ほどの優位性はない。

 とにかく、選択肢が増えることに意味があるのである。



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