WCORE開発完了 – WaversaSystems


 要はオーディオ機器として作られた単体Roon Serverである。

 まだ詳細が出ていないのだが、筐体の写真を見ると、いろいろと面白そうだ。
 MERGING NADAC Playerよりも手が込んでいそうなアルミ削り出しの筐体に、リニア電源とバッテリーを組み合わせてノイズ対策を徹底している。
 この記事によれば「i3 Quad Coreボードには128G mSATAおよび2GB SIMM x2を搭載」とあるので、マシンパワー的には本家のNucleus Serverと同等か、少々及ばない。それでも必要十分なスペックにはなっている。

 特筆すべきは、今までの単体Roon Serverと異なり、「LANポートしか持たない」ということ。USB入出力がないため、USBストレージを繋げてRoonの音源置き場に使うことも、USB DACに出力することもできない。
 というわけで、「Roon Readyプレーヤー/デバイスへの接続に特化した単体Roon Server」というのが本機の正体である。なんとも凄い割り切りだ。接続性を自ら切り詰める姿勢は勿体なく思えるが、こういう潔い姿勢は嫌いじゃない。まぁ、自前のRoon Readyプレーヤーも持ってるしな。

 国内に入ってきている単体Roon Server事情はSOtM sMS-1000SQ WEexaSound PlayPoint以来、NADAC Playerを除けばさっぱりなので、国内導入に期待したい。



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