Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。


Roon Does…Hardware – AudioStream


 Roonを手掛けるRoon Labs自身から単体Roon Serverが登場。

 今年のミュンヘン・ハイエンドにおける最大のニュースかもしれない。

 その名も「Nucleus」。
 意味は「核」。まぁRoon Serverだし、Coreが動いてるしね。
 あと、ひょっとして「NUC」にもかけているのか?

 ハードウェア的にはCPUが強力であることを除けば、ファンレスである等の点も含めてFidelizerが出しているNimitra Computer Audio Serverに似ている。
 なお、ソフトウェアには1.3で登場した例のRoon OS(※)を搭載しており、そういう意味でも動作や音質面で期待できる。

(※)
Roon OSは現在「ROCK」=Roon Optimized Core Kitの名称で呼ばれている。
要はNUCを買ってきてROCKをぶち込めばあっという間に純粋な単体Roon Serverが出来上がるという代物である。


 価格は第7世代Core i3/4GB RAMの無印モデルが1200ドル、Core i7/8GB RAMの「Nucleus+」が2000ドル。価格にRoonのライセンスが含まれているかどうかは不明含まれていない模様。とりあえず、他メーカーのPCベースのミュージックサーバーや単体Roon Serverと比べて高くも安くもない、という印象。

※2018年5月現在、実際に売られている価格はNucleusが約1400ドル、Nucleus+が約2500ドルのようだ。


 それにしてもRoon Labs、あくまでもソフトメーカーとしての立ち位置を貫くかと思っていたが、ハードウェアにも進出するとは。
 もちろん純粋なソフトメーカーとしても、様々な場でソフトの良さをきちんと示すために然るべき品質でソフトが動くハードを用意する必要はあるわけで、この手の製品の登場はむしろ必然だったのかもしれない。


 Roonの核、Nucleus。
 全世界で8月登場とのこと。ところで日本は……?
 はたしてどのように受け入れられるのだろうか。



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