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SOtM sMS-200にアナログ電源を使ってみる

SOtM sMS-200 運用・音質編


 外付けHDDやNASといった純PC周辺機器に付属するアダプタならばまだしも、他ならぬオーディオ機器に付属するアダプタである。
 きっと色々吟味したうえで選ばれたもので、悪いものではないのだろう。そう信じたい。
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 しかし、正直言って、こんなもん使いたくない。
 スイッチング電源を悪と言うつもりはこれっぽっちもないが、こういう“いかにもなスイッチングの電源アダプタ”にはロクな記憶がないので、そう思うのは避けられない。


 というわけで、前回の機会では試そうと思って試せなかった、アナログ電源との組み合わせを試す。

 使ったのは、いつもはLUMIN L1と組み合わせているELSOUNDの12V/3Aアナログ電源

 sMS-200の電源仕様は輸入元のページによれば、

Input Voltage : +6.5~14Vdc
Power : Max 15W

 とのことなので、12V3Aでも動く。
 ちなみにこの12V3Aという仕様はオーディオ用PCを動かすには少々辛いが、NASやこの手のオーディオ機器であれば広くカバーできる。元々QNAP TS-119用に買ったものが思いがけず色んな製品に使えているので儲けもんである。

 なお、sMS-200には純正のバッテリー電源も用意されている。
 きっとそっちを使ったほうが良いのだろうが、手持ちの機器でアレコレやりくりできるのもまた、オーディオの面白さ。


201612030201


 で、肝心の音……

 俄然静寂感が強まり、おかげで少々欠けていた繊細さが補われる。これはまさにTS-119やLUMIN L1とアナログ電源を組み合わせた時と同じ変化と言える。
 さらに嬉しい予想外、sMS-200の美点である、押し出しが強く元気の良い音という性格がより鮮明になった。

 sMS-200とアナログ電源を合わせても10万しない。
 「オーディオにPCを使う」ことを考えた時、はたして10万の予算内で、sMS-200とアナログ電源の組み合わせに比肩し得る音質・機能性・安定性・静粛性を備えたPC(ハード・ソフト込み)は手に入るだろうか。できないことはないだろうが、なかなか厳しい気がしてならない。ちょっと予算を足せば今度はDELAの姿が見えてくるし。

 「いろんなソフトをインストールしていろんな用途で使いたい」・「ソフト・ハードの両面でPCの可能性を追求したい」ではなく、単に「USB DACと繋げたい」という消極的な理由でPCを使う、使い続けるくらいなら、sMS-200の導入を考える価値はある。なにより、本来オーディオとは無関係な有象無象に悩む必要がないので、楽。



Roon関連記事まとめ

【音源管理の精髄】 目次 【ネットワークオーディオTips】

【レビュー】 視た・聴いた・使った・紹介した機器のまとめ 【インプレッション】

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