【4K/HDR環境の導入に伴い、2016/11/05初出の記事を更新・追記】
画質:7 (HD環境・BDと同じ土俵での暫定評価:10)
音質:10
(評価の詳細についてはこの記事を参照)
映像:HEVC 2.8K撮影・2kマスター
音声:DTS-HD Master Audio 7.1ch
○画質
4Kの面影を湛えた超高画質とは言えないにしても(そもそも撮影解像度が足りていない)、HDの土俵においては完璧な画と言える。というよりむしろ、BDとあまり差が無い。
解像感も情報量もばっちり、無闇な粒状感の負荷はなく、圧縮に伴うノイズもない。老いたロッキーと溌剌たるクリードの様を徹底的に映し出すレベルの画質は終始維持されている。
ボクシングのシーンは強烈なライトのおかげで一層画がクリアになる。本作に置いてHDRが活かされるシーンと言えば、拳打の応酬で飛び散る血と汗となみだが鮮烈に照らし出される様だろう。
【4K/HDR環境での追記】
HDRの恩恵はたいして感じられず、解像感の向上もそれほどでもない。
とはいえ全編通じて安定した、上質な画であることは間違いない。
○見どころ
ライトに照らし出される血と汗となみだ
○音質
UHD BDなのにオブジェクトベースオーディオ収録じゃないのか……となるかもしれないが、ボクシング映画でオブジェクトオーディオなんて使ってどうすんだ、という気がしないでもない。
ボクシングシーンの打撃音は現実的な範疇ながら鋭く重く、見るものに血と汗となみだを流させるにはじゅうぶんすぎる出来映えである。
また、7.1chを存分に生かした音楽の鳴りは品位・盛り上がりともに素晴らしく、最終戦の最終ラウンドの展開は泣ける。
明朗快活なダイアローグも好い印象を残した。
○聴きどころ
ロッキーのテーマ→クリードのテーマへの見事すぎる遷移
○総評
DMP-UB90のプレゼントキャンペーンの片割れ。
決して品質が悪いわけではないのだが、正直言って作品の映像・音響的にBDでじゅうぶんな気もする。
結局は「UHD BDで持っておきたい」と思えるほど作品が好きかどうか、である。
ちなみにクリード役の俳優は『クロニクル』にも出ていたことを後から知った。
○再生環境(詳細はコチラ)
・ソース
Panasonic DMP-UB90
・映像
Victor DLA-X30
KIKUCHI SE-100HDC
→LG OLED55BP6
・音響(センターレス6.1.4ch)
Pioneer SC-LX59
Nmode X-PM7
Nmode X-PW1 ×3(サラウンドにモノラル×2、サラウンドバックにステレオ×1)
Dynaudio Sapphire
Dynaudio Audience122(サラウンド)
Dynaudio Audience52(サラウンドバック)
ECLIPSE TD307MK2A ×4(トップフロント・トップリア)
ECLIPSE TD316SWMK2
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