LUMIN D2


 見た目は(電源を内蔵してちょっとでかくなったことを除き)D1と変わらない。
 そして普通に黒を買えるようになった。


 背面のひさしも変わらない。
 いろんな意味で要らないからなくしちまえばいいのに。


 おかえり。


 機能は進化し続けている。
 ネットワークオーディオプレーヤーとしてLUMINは相変わらず最強の一角だ。


 「普通に」「ネットワークで」MQAを再生できることの素晴らしさ、そして他のプレーヤーと隔絶したこの至れり尽くせり感。



 「Roon Readyプレーヤーとして使った場合」でも、まったく問題なくMQAを再生できる盤石の安定感。
 「ほんとにMQAをきちんと再生できてんのか?」という不安に対するケアも万全。







 現在使っているSFORZATO DSP-Doradoも昔からすれば長足の進歩を遂げたとはいえ、機能性・安定性・レスポンスの早さ等々、音はさておき、ネットワークオーディオプレーヤーとしての完成度はLUMINにまだまだ及ばない。離れてみてあらためて、LUMINの完成度の高さに感じ入った。


 というわけで、音。

 D1からD2になり、音はどうなったか。


 これがまたぎょっとするほどの変化があった。

 A1ではなくS1系統の静けさと清廉さを身上としていたT1/D1とは打って変わって、D2の音は厚く、熱く、前に出てくる音になった。
 この音はかつてのA1を思い出す。が、空間の広さや表現自体はさしてD1と変わった印象がないため、こぢんまりした空間に熱と厚みが凝縮される。結果的に、A1以上の熱気と音の張り出しを感じる。

 ある時期からUSB DAC・ネットワークオーディオプレーヤー問わず、ファイル再生機器は(たびたびディスクプレーヤーに対する弱みと言われていた)音の厚みや実体感を向上させ、全体的にエネルギー感を充実させる方向になったという印象を持っている。比較的安価な製品でも、高価な製品でも、共通してこの傾向を感じる。
 そういう意味では、D2の音はうまい具合に時流に乗ったものだと言える。D1とD2を二台並べて、「どちらが聴いていて楽しいか」と聞かれれば間違いなくD2だ。

 D1からD2への変化は公式に「控えめなアップデート」と言われるほどだ。しかし、音質の絶対値はともかく、音の印象と、そこから生じる音楽鑑賞の充実感はだいぶ異なる。
 D1は電源を内蔵しないぶん、外部電源による音の変化を追求する余地があったが、電源を内蔵するD2にはそれがない。これを「楽しみが減った」と捉えるか「楽できていい」と捉えるかは人それぞれ。D2の電源が良いものである限り、私が使うぶんには楽できていい。



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