*

LUMIN U1を試す 接続&運用編

ハード編
 

 DAC入りでそのまんま音が出るプレーヤーとは違い、LUMIN U1はトランスポートなので、別途DACが要る。しかも、きっと使われるDACの多くはUSB DACである。
 ドライバだのASIOだのWASAPIだのビットストリームだのDoPだの何だのかんだの、PCと繋ごうと思えば死ぬほど面倒な目に遭う可能性もあるUSB DAC。LUMIN U1との接続でははたしてどうなるか。


 ……


 …


 挿した。

 鳴った。

 おわり。


 接続設定的なものはいっさいなく、LUMIN Appには今繋がっているUSB DACの機種名すら表示されない。
 「機種名なんて表示しなくたってわかるだろ、それにちゃんと音が出てるんだからこまけぇことはいいんだよ」とでも言わんばかりで、いや確かに実際そうなのだが、えーと、きちんと機器が認識されて繋がっているという実感を情報として得たいというか、その……

 ……とにかく 繋いだ瞬間USB DACが使えるようになる。
 U1と一緒に借りていたラックスマンのDA-06もそうだし、価格差40倍以上のいつものiFI nano iDSDもそうだった。DA-06のディスプレイやnano iDSDのLEDの色を見る限り、DSDを含む各フォーマットの再生も問題なくできている。

 USB DACとの接続でどんな設定が要るのかと少々構えていたら、単なる拍子抜けで終わった。もはや光やら同軸やらで繋ぐのと変わらない。
 こないだ試したfidataもそうだったが、USB DACを使う場合でもオーディオ機器の方がPCよりもよっぽど簡単な時代になったのだなあ。バッファーサイズがどうしたこうしたとか、そういう楽しみ(?)はないけれども。

 なお、U1はデジタル出力端子が豊富なぶん、その辺のオンオフの設定が増えている。
20160414u107


 ところで忘れられがちだが、U1のネットワークは今までのプレーヤーとは異なりギガビット対応である。(ちなみにLUMIN全体としてはM1からギガビット対応)
 そのため、USB端子が二つあるうちの一つにストレージを挿した時、音源を扱う諸々の動作やレスポンスが高速化……する可能性もある。というより、それを狙ってギガビット対応にしたのではないかと勘繰っているのだが、どうだろう。

 というわけで、A1を買った時から今までずーっとスルーしていたそういう使い方もしてみる。

 USBストレージを挿せば、このようにサーバーの一つして認識され、中身の音源を再生可能になる。
20160414u101

 DSDを含めて完璧に再生できるし、最終的なトラックレベルではタグもしっかり読んでくれる。
20160414u104

 ただし、タグベースのナビゲーションツリーは用意されず、ブラウズはストレージ内部のフォルダ構造そのままに限定される。
 普通のサーバー(=サーバーソフト)を選んだ際のLUMIN App独自のナビゲーションも使えない。
20160414u106
20160414u105

 タグベースのナビゲーションツリーなんて不要でフォルダーさえ見えればいいという人、NASなんてめんどくさくて使いたくないという人にとっては、これはこれで使い道がある機能である。

 しかも結構、音に効く。


 ちなみに、このLUMIN USB Music ServerはLUMIN以外のUPnP/DLNAプレーヤーにも音源を配信できたりする。
 それで喜ぶ人がいるのかは限りなく謎だが、一応。
 こんな具合に。
20160414u102
20160414u103


 
【レビュー】LUMIN A1
【インプレッション】LUMIN S1

【音源管理の精髄】 目次 【ネットワークオーディオTips】

よくある質問と検索ワードへの回答

スポンサーリンク


関連記事

【ハイレゾ音源備忘録】Sarah McLachlan / Shine On (Deluxe Edition)

・アーティスト / アルバムタイトル Sarah McLachlan / Shine On (De

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第156回『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』

画質:13 音質:13 映像はAVC、ビットレートは非常に高め 音声はDTS-HDMAの

記事を読む

【ハイレゾ音源備忘録】 Nirvana / Nevermind

・アーティスト / アルバムタイトル Nirvana / Nevermind ・購入元 H

記事を読む

Twonky Server 8.3、さらば、トンキー病

 Twonky Serverのバージョンがこないだ8.3になった。 Twonky Serv

記事を読む

【Dolby Atmos導入記】ようやく映画館でアトモスを聴く

 田舎は辛いよ……  というわけで、ようやくようやく念願だった映画館でDolby Atmosを

記事を読む

Denon Hi-Fi Remote

デノン、ハイファイオーディオ機器向けの新操作アプリ「Denon Hi-Fi Remote」 - Ph

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第55回『燃えよドラゴン』

画質:3 音質:4 映像はMPEG-2でビットレートは精々20Mbps。 音声はドルデジ

記事を読む

今度こそさらば、SongBook

さらば、SongBook おかえり、SongBook  最初にさらばと言った途端So

記事を読む

【UHD BDレビュー】第18回『シン・ゴジラ』

【考察】シン・ゴジラとヤマタノオロチ、そして現代のスサノオ神話  UHD BD付属バージョ

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第8回『イノセンス』

第八回はアニメ映画・イノセンスを取り上げます。 「アニメなんぞ所詮はオタクが傾倒する気色悪い低

記事を読む

スポンサーリンク

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

スポンサーリンク

【Munich HIGH END 2017】記事まとめ

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【レビュー】SOULNOTE D-1 音質編

外観・運用編 ・再生環境(詳細) canarino

【Munich HIGH END 2017】SFORZATO / fidata in Munich

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】Cocktail Audio CA-X50 【Roon Ready】

  Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら

【Munich HIGH END 2017】constellation audio LEO 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】Roon Labs自身による“Nucleus” Roon Server

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】Playback Designs Dream DAC MPD-8 / Transport MPT-8 【Roon?】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】DELAの進化は続く

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】Mark Levinson No519 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】dCS Vivaldi One 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】Ayre QX-8 / AX-8 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】MSB Technology The Reference DAC 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】AURALiC G Series 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

言の葉の穴・四周年

 三周年記事で地元ネタ全面解禁宣言をしてから1年。  主に私のや

【Munich HIGH END 2017】Dynaudio Special Forty

Dynaudio Special Forty https://y

【レビュー】SOULNOTE D-1 外観・運用編

 SOULNOTEのDACには、対応フォーマットのスペックを偏重する流

LUMIN U1がDSD256に対応

LUMINのネットワークトランスポート「U1」、11.2MHz DSD

【菅江真澄紀行文】『菅江真澄と歩く 二百年後の勝地臨毫 出羽国雄勝郡』が完成しました

小町ゆかりの地「真澄と歩く」出版プロジェクト - FAN AKITA

【御礼】ヘッドホン祭&北陸オーディオショウ(デジ研)・OTOTEN 2017が終了しました

春のヘッドホン祭2017 / 第2回北陸オーディオショウの「デジ研」に

【おしらせ】OTOTEN 2017に参加します

 久々だと思っていたら三週続けてのイベント参加です。 O

→もっと見る

PAGE TOP ↑