「海外で人気のある再生ソフト」とはいったいどのようなものか。
 謎の関心を持って会場を巡り、時として出展者から「何やってんだこいつ……?」的な視線を浴びながら調べた。


 以下は再生ソフトの名称と、デモで使っていたブースの数。



○iTunes:4(Amarraと組み合わせていたブースが1)

 意外に多い。いまだにiTunesというのはちょっと……



○Roon:9(内ふたつは単体Roon Serverを使用)

 CHORDとかMSB TechnologyとかMBLとかでも使われていた。



○TIDAL:3

 いずれもイヤホン/ヘッドホン系のブランドで使われていた。
 イヤホン/ヘッドホンのデモではDAPに加えてタブレットを直接使っている場合も多く、そういったブースではもしかしたらタブレットで直接TIDALを使っていたのかもしれない。



○JRiver Media Center:4

 順当に多かった。



○foobar2000:2

 スキンやら何やらで凝ったカスタマイズをしているブースはなかった。



○Audirvana Plus:4

 順当に多かった。



 というわけで、単体Roon Serverを含めれば、Roonが他のソフトにダブルスコア以上の差をつける結果となった。
 
 が、会場を回った感覚では過半数のデモがレコードで行われており、CDもかなり多く、そもそもPCがデモに使われているブース自体がかなり少数だった。

 ただしソース機器が確認できないブースもあり、それらのブースではPCを隠して使っていた可能性もあるので、実態はもう少し違ってくるかもしれない。

 また、例えばRoonとJPLAYを組み合わせているとか、そういう部分までは確認できていない。
 もっとも、PCをデモに使っていたブースのほぼすべてが何の変哲もないノートPCをそのまんま使っていたくらいなので、そんな上等なことはやっていないと思うが……

 わざわざオーディオ用PCを用意するくらいならネットワークオーディオプレーヤーやミュージックサーバーを使うって感じなのかな?(実際それらの機器を使っていたブースの方がよっぽど多かった)
 海外では「どっからどう見てもオーディオ用PCだけどきちんとオーディオ機器/ミュージックサーバーとして売るぜ」って製品もいろいろとあるしなあ。



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