画質:7
音質:10
(評価の詳細についてはこの記事を参照)
映像:HEVC 5K撮影・2Kマスター
音声:DTS-HD Master Audio 7.1ch
○画質
順当な高画質。
解像感はじゅうぶん、情報量もじゅうぶん。
高輝度部分ではBDでは見られなかった色彩が表れ、闇を持ち上げずとも暗部の情報量に不足はないなど、HDRの恩恵も感じられる。HDRによる表現の深化は特に劇中におけるCGオブジェクト「ほとんど真っ暗な部屋に滴る黒々とした液体の艶めかしい光沢」という、困難な映像であっても画が破綻することはない。
が、画質の絶対値としては冒頭の空撮シーンを除いていまいち振るわず、(BDの時点で相当素晴らしかったこともあって)BDに対する圧倒的な優位性(つまり8点以上)を感じるほどではなかった。
ちなみに画の質感としては同じリドリー・スコット作品ゆえか、『エクソダス:神と王』のそれと非常に近い。しかし本作は出はそれなりに明るいシーンでさえノイズが出ているなど、総合的な画質では一歩劣る。
○見どころ
冒頭の空撮シーン
宇宙船のブリッジにぶわーっと広がる立体映像
○音質
爆発的な盛り上がりはないものの、聴いていて一切の不満を感じさせない非常に完成度の高い音作り。
特に環境音に溶け込むような音楽の使い方が抜群に巧く、映像に同期してスケール感もしくは閉塞感を大いに醸成している。
個々の効果音は粒立ちよく、それらを的確に配し、動かすマルチチャンネル・サラウンド構築も申し分なし。
ほんと、リドリー・スコット作品は映像だけでなく音も絶対に手を抜かないから大好きだ。
○聴きどころ
音楽
宇宙船のブリッジにぶわーっと広がる立体映像
○総評
コヴェナント記念で買った。
少なくとも買って損するような出来映えではない。
が、BDでじゅうぶんだったかもしれない……
○再生環境(詳細はコチラ)
・ソース
Panasonic DMP-UB90
・映像
LG OLED55B6P
・音響(センターレス6.1.4ch)
Pioneer SC-LX59(AVプリとして使用)
Nmode X-PM7(フロント)
Nmode X-PW1 ×4(フロント以外の全チャンネル)
Dynaudio Sapphire(フロント)
Dynaudio Audience122(サラウンド)
Dynaudio Audience52(サラウンドバック)
ECLIPSE TD307MK2A ×4(トップフロント・トップリア)
ECLIPSE TD316SWMK2(サブウーファー)
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