Sound Galleries SGM 2015 Music Server

 「SGM 2015」が製品名。
 今年のHIGH ENDでワールドプレミア
 発表会にはRoonのボスも登場したようで。


Roon Serverの重要性――RoonReadyを本当に活かすために必要なもの
PCが本当の意味で「オーディオ機器」になる日


 SGM 2015はOSにWindows 10を搭載するいわゆる「PCベースのミュージックサーバー」の究極形にして、現時点での理想を体現する「オーディオ機器としての単体Roon Server」。背面にいかにもなマザボの端子類が露出している辺り、なんらPCであることを隠すつもりはないようだ。

 ストレージはSSDの1TBという普通(?)の仕様だが、CPUはi7 6700K、メモリは16GB DDR4という、Roonの言う「アルバム2万枚くらいのどでかいライブラリならコレくらい用意してね」のスペックをホントに用意してしまっている。それでいて当然のようにファンレス。たまげたなあ。どう考えてもスペックに対してストレージの容量が足りないので、ユーザーでUSBなりLANなりで増設してねということだろう。
 その他ハード面での色んなこだわりは製品ページを参照。

 ソフトにおいてもRoon(Roon Server)とHQ Playerのコンビを採用し、めっちゃ面白いUIとDSD512までの変換&アップサンプリングを両立している。ある意味で現時点における最先端の組み合わせと言える。
 あとはBIOSレベルでの最適化というかそういう。

 ちなみにお値段は16,000ユーロ。


 それにしてもまあ強烈な製品である。
 「理想」の上に「万全」と「完璧」を期すとこうなるのか、と感嘆するぐらいに。
 いったいどんな音がするんだろう。



【理想のオーディオ用PCを求めて】canarino fils ― デジタル・ファイル再生の原器

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