祝・【UHD BDレビュー】もついに50回。
【BDレビュー】第227回『ダークナイト ライジング』
画質:9
音質:15
(評価の詳細についてはこの記事を参照)
映像:HEVC 35mmフィルム/IMAX撮影・4Kリマスター
音声:DTS-HD Master Audio 5.1ch/24bit
○画質
やはり4K/HDRで見るIMAXは凄まじい。
UHD BD化に際して微妙な色調の変化があった『ダークナイト』と異なり、本作のIMAXシーンはひたすら「自然」という感覚が深まっている。HDRの効果も光彩の鋭さよりも空間全体の光量や暗部情報の増大が意図されており、高輝度の煌めきが意識されるシーンは前作よりも減っている印象。それでも、証券取引所襲撃から夜の逃走劇に到る一連のシーンでは、鋭利かつ鮮やかな光彩が乱舞する。ただしこのシーンでは黒レベルが高く、全体的に浮いて見える。はたして意図されたものなのかどうか。
どこまでも自然かつ目の覚めるような解像感と豊潤な情報量、HDRの活用はピーク輝度の伸びよりも階調表現の向上に集中するという画の方向性は、後の『ダンケルク』にも通じる。
35mmフィルム撮影のシーンは順当な画質。IMAXと比べるとさすがに見劣りしてしまうが、決して悪くない。
○見どころ
三部作における真のヒロイン・アルフレッドの最後の表情
○音質
音声仕様はBDから変化なし。
というわけで評価はBDを参照。
ちなみに本作は低音の充実(特に音楽)がとてつもないので、アンプをSOULNOTE A-2に替えた恩恵がとてつもなくあった。
オブジェクトオーディオなんてのに現を抜かす暇があるなら、まずは本作を越えてみろ……そんな声が聞こえてくるようだ。
○聴きどころ
デシ デシ バサラ バサラ
○総評
前作と同じく、間違いなく現時点における「最高品質のUHD BD」の一角を占める。
BDといいUHD BDといい、ダークナイトトリロジーは素晴らしい。
○再生環境(詳細はコチラ)
・ソース
Panasonic DMP-UB90
・映像
LG OLED55B6P
・音響(センターレス6.1.4ch)
Pioneer SC-LX59(AVプリとして使用)
SOULNOTE A-2(フロント)
Nmode X-PW1 ×4(フロント以外の全チャンネル)
Dynaudio Sapphire(フロント)
Dynaudio Audience122(サラウンド)
Dynaudio Audience52(サラウンドバック)
ECLIPSE TD307MK2A ×4(トップフロント・トップリア)
ECLIPSE TD316SWMK2(サブウーファー)
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