*

ELAC DS-S101 “Discovery Music Server”

公開日: : 最終更新日:2016/02/06 PC・ネットワークオーディオ関連, Roon, オーディオ・ビジュアル全般, 雑記

 CES2016における最大のニュースはRoonReady
 私個人が選ぶハイライトはAudioQuestの死ぬほどかっこいいポリシー表明

 そして最も衝撃的な製品となれば、ELACのコレを選ぶ。

<CES>ELAC、A.ジョーンズが手がけた同軸スピーカー「Uni-Fi」シリーズ。Roon内蔵プレーヤーも – Phile-web

Roonは基本的にパソコンにインストールして用いるソフトだが、本機はこのRoonを内蔵している。パソコンを立ち上げることなく、Roonから音楽を再生できる。


 ということで、記事タイトルにある「Roon内臓プレーヤー」という記述がこの製品の何たるかを端的に表している。

 CES2016ではRoonReady・Roon Server・Roon Coreが発表された。これらはつまり、Roonの各機能を切り分けてオーディオ機器に担わせる方法である。
 よって、RoonReadyプレーヤーにはRoon Serverが必要だし、Roon ServerとなるためにはRoon Coreが必要になる。


ELAC Discovery Music Server NEW – Mono and Stereo

 一方で、このDS-S101はずばり「Roon内臓プレーヤー」である。一応製品ジャンル的にはミュージックサーバーとなる。中にフル機能のRoonが入っているのかどうかはわからないが、つまるところ、「Roon Server + DAC」ということか。とにかくこの一台でRoonが動き、音楽が聴ける。もちろんコントロールは外部端末から行う。
 とはいえストレージを内蔵していないので、NASをマウントするか、USBストレージを接続する必要はある。そこの音源にRoonの魔法がかかるという寸法だ。

 この手の「安くて便利なプレーヤー」は昔から色々と出ていた。しかし、何しろ今回は中身がRoonである。今までとは「便利」のレベルが違う。それがLANケーブルを繋ぐだけで使えるようになる。
 しかもお値段は999ドル。
 “includes a limited lifetime device subscription to Roon”とあるので、要は、「この製品に関してはずっとRoonが使える」ということだろう。ユーザーではなく、製品に対する利用契約のようだ。Roonの永年契約が499ドルということを考えれば、無闇に高いというわけではない。
 あとは音質が気になるが、あまり純粋な高音質が求められる製品でもないだろう。

 総じて、DS-S101は「安くて便利なプレーヤー」というジャンルを全く新たなレベルへと引き上げる画期的な製品と言える。

 それにしても、ELACからこんな製品が出てくるとは。
 しかも「エラック90周年記念製品」というからには、相当気合が入っている。
 ELACは以前からRoonのハードウェアパートナーに名を連ねてはいたが、「スピーカーメーカーがRoonと組んで何をするんだ?」と思っていた。そしたらコレである。
 最近のELACはエントリークラスのスピーカーを精力的にリリースしている。さらにプレーヤー・アンプも含めて提供し、カジュアル層へのアピールを強めたいということか。

 是非日本市場への導入も期待したいところだ。



【CES2016】記事まとめ

【音源管理の精髄】 目次 【ネットワークオーディオTips】


スポンサーリンク


関連記事

no image

【BDレビュー】 第30回『ワールド・トレード・センター』

今となっては貴重なパラマウントのBDソフトです。 まだまだ発表されるソフトが少なかった当時だから買

記事を読む

続・別に無理して「プレーヤー」にしなくても……

別に無理して「プレーヤー」にしなくても……  NetAudio vol.24を読んでいると、と

記事を読む

LUMIN L1 音質編

 L1についてハード、ソフト、運用と見てきたが、オーディオ的なセンスに溢れた豪華な筐体であるという一

記事を読む

【BDレビュー】第312回『鑑定士と顔のない依頼人』

画質:15 音質:15 (評価の詳細についてはこの記事を参照) 映像:AVC 音声:ドル

記事を読む

【ハイレゾ音源備忘録】大植英次・ミネソタ管弦楽団 / Respighi: Belkis, Regina di Saba, Ballata delle gnomidi & Pini di Roma 176.4kHz/24bit

・アーティスト / アルバムタイトル 大植英次・ミネソタ管弦楽団 / Respighi

記事を読む

【ハイレゾ音源備忘録】大植英次・ミネソタ管弦楽団 / Stravinsky: The Song Of The Nightingale, The Firebird, Rite of Spring

・アーティスト / アルバムタイトル 大植英次・ミネソタ管弦楽団 / Stravinsky

記事を読む

LUMIN A1が国内でも単品販売

ブライトーン、LUMINのDSDネイティブ再生対応ネットワークプレーヤー単品販売  価格は

記事を読む

【ハイレゾ音源備忘録】 Joao Gilberto / Getz/Gilberto

・アーティスト / アルバムタイトル Joao Gilberto / Getz/Gilberto

記事を読む

【ハイレゾ音源備忘録】上原ひろみ / Move

・アーティスト / アルバムタイトル Hiromi / Move ・購入元 HDtrack

記事を読む

【BDレビュー】第324回『シュガー・ラッシュ』

 続編確定記念。 画質:9 音質:12 (評価の詳細についてはこの記事を参照)

記事を読む

スポンサーリンク

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

スポンサーリンク

【UHD BDレビュー】第21回『スーサイド・スクワッド』 米国盤 【Dolby Atmos】

画質:7 音質:8 (評価の詳細についてはこの記事を参

【UHD BDレビュー】第18回『シン・ゴジラ』

【4K/HDR環境の導入に伴い、2017/03/23初出の記事を更新・

【ネットワークオーディオTips】コントロールアプリのiPad Pro 12.9インチへの対応状況

iPad Pro(2017) 12.9インチを導入した  純

【UHD BDレビュー】第17回『オペラ座の怪人』

【4K/HDR環境の導入に伴い、2017/03/12初出の記事を更新・

【レビューのような何か】ACOUSTIC REVIVE LANアイソレーター RLI-1GB-TripleC

 JS PC Audio NH100を入れて、既に「ハブから後」は気に

【UHD BDレビュー】第16回『ハドソン川の奇跡』 【Dolby Atmos】

【4K/HDR環境の導入に伴い、2017/01/30初出の記事を更新・

月刊HiVi 2017年9月号から連載が始まりました

月刊HiVi 9月号 8/17発売 特集「有機ELテレビ読本2

【UHD BDレビュー】第15回『レヴェナント: 蘇えりし者』 米国盤

【4K/HDR環境の導入に伴い、2016/11/30初出の記事を更新・

【UHD BDレビュー】第14回『Sicario / ボーダーライン』 米国盤 【Dolby Atmos】

【4K/HDR環境の導入に伴い、2016/11/21初出の記事を更新・

【UHD BDレビュー】第13回『ローン・サバイバー』 米国盤 【DTS:X】

【4K/HDR環境の導入に伴い、2016/11/20初出の記事を更新・

【地元探訪・神様セカンドライフ編】元稲田神社/あぐりこ稲荷(羽後町杉宮)

神様セカンドライフ 66話「あぐりこ稲荷」  雄勝郡の稲荷オ

【UHD BDレビュー】第12回『チャッピー』 【Dolby Atmos】

【4K/HDR環境の導入に伴い、2016/11/20初出の記事を更新・

【UHD BDレビュー】第11回『エクソダス:神と王』 米国盤

【4K/HDR環境の導入に伴い、2016/11/17初出の記事を更新・

【UHD BDレビュー】第10回『マン・オブ・スティール』 米国盤 【Dolby Atmos】

【4K/HDR環境の導入に伴い、2016/11/16初出の記事を更新・

【UHD BDレビュー】第9回『インデペンデンス・デイ: リサージェンス』 米国盤 【Dolby Atmos】

【4K/HDR環境の導入に伴い、2016/11/06初出の記事を更新・

【UHD BDレビュー】第8回『インデペンデンス・デイ』 【DTS:X】

【4K/HDR環境の導入に伴い、2016/11/06初出の記事を更新・

【UHD BDレビュー】第7回『アメイジング・スパイダーマン2』 【Dolby Atmos】

【4K/HDR環境の導入に伴い、2016/11/05初出の記事を更新・

【UHD BDレビュー】第6回『クリード チャンプを継ぐ男』

【4K/HDR環境の導入に伴い、2016/11/05初出の記事を更新・

【UHD BDレビュー】第5回『X-MEN: アポカリプス』 米国盤 【Dolby Atmos】

【4K/HDR環境の導入に伴い、2016/11/04初出の記事を更新・

【ハイレゾ音源備忘録】結城アイラ / decade wind(NetAudio27付録) 【768kHz/32bit】

・アーティスト / アルバムタイトル / 曲タイトル 結

→もっと見る

PAGE TOP ↑