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【UHD BDレビュー】第34回『ワンダーウーマン』 米国盤 【Dolby Atmos】




画質:7
音質:10
(評価の詳細についてはこの記事を参照)

映像:HEVC 35mmフィルム・3.4K/6.5K撮影など色々・2Kマスター
音声:Dolby Atmos トップスピーカーの活用:小 オブジェクト効果:小


○画質
 全体的に軟調で4Kらしい切れ上がる解像感はさして得られず。
 光量に乏しいシーンが多く、比例してHDRが活きるシーンはあまり多くはない。見目麗しく光に満ちたシーンといえば冒頭のパラダイス島くらいなもので、後は陰鬱なロンドンとか泥にまみれた前線に場面が移行するため、仕方がないといえば仕方がない。最後の辺りでようやくHDRが効果を発揮するといった感じ。
 こんな具合で4K/HDRの醍醐味がさして得られないことは残念なのだが、一方で現時点のUHD BDにありがちな画質の乱高下がほとんどなく、終始安定した画質が保たれていることは大きな美点。

○見どころ
 ガル・ガドットのファッションショー


○音質
 冒頭からいきなり例の曲のフレーズが流れてきて期待値を極限まで高めた本作の音は、「バットマンvsスーパーマンだと思ったらワンダーウーマンだった前作」に比べると幾分小粒にまとまった、音楽主体のものだった。
 音楽の存在感は素晴らしく、麗しく華々しく鳴る。しかし効果音はそれなりの威力はあるしマルチチャンネル・サラウンドもしっかりしているものの、いまいち熱気を醸成しきれていない感がある。トップスピーカーも鳴ってほしいところでほとんど鳴らず、包囲感の強化に貢献しているとは言い難い。
 『マン・オブ・スティール』『ジャスティスの誕生』もぶっ飛んだ音を聴かせてくれただけに、パワーダウンは否めない。物凄く高いレベルでの話ではあるけれども、そういう次元の音を期待していたのである。

○聴きどころ
例の曲(のアレンジ)


○総評
 アクションが総じて劣化キャプテン・アメリカなのが気になった以外は終始面白かった。むしろ一番面白かったシーンはガル・ガドットのファッションショーだったかもしれない。眼鏡が素晴らしすぎて……
 UHD BDとしてのクオリティはもう少し画質面で頑張ってほしかったが手堅くまとまっている。今後もDCEUに付き合う気のある人は『ジャスティス・リーグ』に向けて見るなり買うなりしよう。



○再生環境(詳細はコチラ

・ソース
Panasonic DMP-UB90

・映像
LG OLED55B6P

・音響(センターレス6.1.4ch)
Pioneer SC-LX59(AVプリとして使用)
Nmode X-PM7(フロント)
Nmode X-PW1 ×4(フロント以外の全チャンネル)
Dynaudio Sapphire(フロント)
Dynaudio Audience122(サラウンド)
Dynaudio Audience52(サラウンドバック)
ECLIPSE TD307MK2A ×4(トップフロント・トップリア)
ECLIPSE TD316SWMK2(サブウーファー)



【Dolby Atmos/DTS:X】オブジェクトベースシアターへの道・まとめ

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Comment

  1. 匿名 より:

    今までわりと参考にしてましたけど
    今回のレビューの見る目のなさはちょっとひどいですね
    HDRってキラキラ光るだけが取り柄ではないですし
    実写映像の質の高さはひと目見ればわかる類でしたが

    あとキャプテンアメリカというかMCUのアクションって
    雑でかなりひどいですよ

Message

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