・アーティスト / アルバムタイトル
KOKIA / Where to go my love?

・購入元
VICTOR STUDIO

・スペック&コーデック
96kHz/24bit FLAC

・音源情報(ダウンロードした時点)
WS000247
WS000248

・アルバムアート
1400×1400の画像が初めから埋め込み

・その他諸々
要ジャンル登録
いわゆるアプコン音源
CDには収録されている11曲目の『One By One, Day By Day』は含まれない

・音質所感
いわゆるアプコンであることをはじめから堂々と言っている、ある意味潔い音源である。
しかしそれと同時に、KOKIAの音源は最新作ですらハイレゾでマスターを作っていないのかと絶望的な気分になった。なんてこった……
ただまぁ、マスターがハイレゾか否かはこの際どうでもいい。実際に音がどうなのか、それに尽きる。糞ほどの変化も見いだせない自称ハイレゾマスターに比べれば、アプコンだろうと音が良くなっていたほうがずっといい。
CDとの比較には2曲目の『愛はこだまする』と8曲目の『夢の途中』を聴いた。
結論から先に言ってしまえば、変化はある。微妙といえば微妙な差だが。CDに比べると間違いなく音は良くなっている。
音の広がりに関して頭打ち感のあるCDに対し、ハイレゾはストレスなく音が空間に染み込んでいく印象だ。これはKOKIAに限った話ではなく、ハイレゾ音源に全般的に言える現象だが。
KOKIAの声もわずかな窮屈さが取り去られたようで、実にのびのびとしている。楽器の一つ一つはCDでは少なからず強調されていた輪郭がほぐれたようだ。
輪郭強調がなくなる一方で、存在感が増している。



【ハイレゾ音源備忘録】 目次