USB出力を搭載したネットワークオーディオトランスポートについて考える



 色々と大騒ぎされた感のあるDELAの新機能。
 On-Device Playlistを実装し、動作設定次第ではコントロールアプリにKinskyやらLightning DS、さらにLUMIN Appまで使えるらしい。
 もしかしたら「安い国産のネットワークオーディオプレーヤーを買う金があるなら素直にDELA N1Aを買え」という時代が来るかもしれないと本気で思った。

 ネットワークオーディオトランスポート機能を散々使い倒してやろうと待ち構えていたのだが……残念!
 ファーム1.10ではBENCHMARK DAC2 HGCで音が出なかった。

 アプリ(KinskyとLUMIN App)でレンダラーに選択はできる。
 そしてLUMIN App、Kinskyともにプレイリストに音源が登録されるものの、再生が始まらない。
 その際、N1Zの本体ディスプレイには音源の情報が表示されているので、まるきり機能していないということはないと思うのだが。
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 あいにくDAC2 HGC以外にUSB DACを持っていないので、これ以上はいかんともしようがない。

 ま、現状ではギャップレス再生が出来ないという致命的な難点も含め、いずれファームアップで対応するだろう。
 今までもきちんとファームアップを行い、改善を行ってきたのだから心配せずに待っていられる。この手の信用こそDELAの大きな財産なので、是非今後も大事に育てていってほしい。

 DELAはあくまでサーバーである以上、ネットワークオーディオトランスポートとして対応しているUSB DACの機種が少ないからといって文句を言うのは筋違いのような気がしないではないが、「出来ます!」と言ってしまっている以上やむを得ないか。
 「ストレージ搭載ネットワークオーディオトランスポート」として買う人はどれだけいるのだろう。
 あとは、高音質を目指してありったけの投資をしたオーディオPCと比べて音質的にどうなのかも気になるところだ。



DELA N1Z まとめ

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