*

【BDレビュー】第333回『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』

 ようやく未消化だった分のレビューを書き終えた。
 ここからは使用機材が変わり、オブジェクトベースシアターでの視聴となる。


画質:14
音質:9
(評価の詳細についてはこの記事を参照)

映像:AVC
音声:DTS-HD Master Audio 7.1ch


○画質
 2.8K/6.5K撮影の4Kマスター。
 際立つ解像感と潤沢な情報量を保ちつつ、画面から受ける印象はあくまでも滑らか。HD解像度よりも遥かに上の次元で作られていることが伝わる、実に見事な画である。
 登場するキャラクターの多さを反映してか、重厚な質感を基調とした前作『ウィンター・ソルジャー』に比べるとほんのりと色彩が豊かになっている。各キャラクターのコスチューム、キャプテン・アメリカのアーマーやスパイダーマンのスーツなどなど、目を凝らすとディテールの洪水である。
 暗いシーンでは見通しの良さよりも積極的に黒を沈めて雰囲気の醸成が図られている一方、解像感も色彩もほとんど損なわれていな濃厚な画を目の当たりにできる。

○見どころ
 空港での激突
 ロシア某所、基地


○音質
 規模と緻密さが同居する、大作映画らしいハイレベルな音。
 キャップとバッキーがメインになるシーンの音は、サスペンス・アクション然とした緊張感が身上。狭い空間で飛び交う銃撃、徒手空拳(とはいえ金属の腕とか爪とか生えているが)による肉弾戦、いささか抑制が効きすぎな気もするが、どちらもよく映像を引き立てる。
 画面に登場するヒーローの数が増えるに連れて、雄大かつどこかコミカルなものとなっていく。アイアンマンやファルコンが飛び交い、ビームやらミサイルやらを撃ちまくる様はさすがの空間構築で、効果音もカメラワークと一緒に縦横無尽に駆け巡る。
 しかし、残念ながら、行儀が良すぎる。もっともっと劇伴は朗々と鳴っていいし、もっともっともっともっと銃撃や爆音に下品なまでの威力があってもいいはず。

○聴きどころ
 当然のようにビルから飛び降りて当然のように車を抜き去りながら繰り広げられる追いかけっこのシーン


○総評
 さすがの完成度と、それに恥じない上質なBD。
 MCU作品(のBD)がDCEU作品に負けているもの、それは音だ!
 ついでにディズニーもそろそろUHD BDを出してもいい頃合いではなかろうか。
 『フォースの覚醒』も『シビル・ウォー』もせっかく4Kマスターで作っているのだから、音声もDolby AtmosもしくはDTS:Xを収録して、どうか!!!



○再生環境(詳細はコチラ

・ソース
Panasonic DMP-UB90

・映像
Victor DLA-X30
KIKUCHI SE-100HDC

・音響(センターレス6.1.4ch)
Pioneer SC-LX59
Nmode X-PM7
Nmode X-PW1 ×3(サラウンドにモノラル×2、サラウンドバックにステレオ×1)
Dynaudio Sapphire(フロント)
Dynaudio Audience122(サラウンド)
Dynaudio Audience52(サラウンドバック)
ECLIPSE TD307MK2A ×4(トップフロント・トップリア)
ECLIPSE TD316SWMK2



【Dolby Atmos/DTS:X】オブジェクトベースシアターへの道・まとめ

【BDレビュー】総まとめ

【UHD BDレビュー】総まとめ

スポンサーリンク


関連記事

LUMIN S1、T1、D1、さらにL1

 前々から新製品の情報は出ていたが、ついにローンチを迎えたようだ。  一気に賑やかになった。  

記事を読む

【ネットワークオーディオ・実践編】 あると便利なもの

○スキャナ  ネットに転がっているアルバムアートを適当に貼り付けるだけでも、何もないのに比べれ

記事を読む

【アプリ紹介】Songbook Lite iPad版 version4.1.0検証

※この記事のデータ等は基本的に2012年5月12日時点のものです SongBook L

記事を読む

SC-LX59のDTS:X対応アップデート

 10月18日からアップデート開始ということで、どんな風になるのかサポートに確認したところ、18日夕

記事を読む

4K/HDRディスプレイが無くともUHD BDの恩恵を受けられるか?

 現状で手持ちのUHD BD15本のレビューを終えたので、記事タイトルの問題と向き合ってみる。

記事を読む

Roonの「音楽の海」がもたらすもの

 いわゆるPCオーディオにせよ、いわゆるネットワークオーディオにせよ、両者の根幹には共通して、デジタ

記事を読む

【UHD BDレビュー】第6回『クリード チャンプを継ぐ男』

画質:10 (画質はHD環境・BDと同じ土俵での暫定評価) 音質:10 (評価の詳細につ

記事を読む

【CES2016】続・ネットワークオーディオ色々

 やっぱり終わってから色々と記事が上がってきた。 Cary Audio AiOS Netw

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第222回『となりのトトロ』

あらためて見るとなんだこの神作画のオンパレードは……たまげたなぁ…… 画質:10 音質:1

記事を読む

【音源管理の精髄】 LUMIN Appでもっとアルバムアートを堪能する 【ネットワークオーディオTips】

 LUMIN A1を導入するまで、私はずっとMAJIK DS-Iを使っていた。  となれば当然、使

記事を読む

スポンサーリンク

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

スポンサーリンク

【レビュー】Nmode X-DP10 音質編

外観編 設定(主にJPLAY)・運用編 ・再生環境

Roon 1.3 (Build 216)、PCM 768kHz・DSD512

Roon 1.3 (Build 216) Is Live! - Roo

【レビュー】Nmode X-DP10 設定(主にJPLAY)・運用編

Nmode X-DP10 外観編  ドライバをインストールし

【レビュー】Nmode X-DP10 外観編

Nmode X-DP10 続・Nmode- X-DP10

【祝】『マインド・ゲーム』BD化!

『マインド・ゲーム』Blu-rayプロジェクト - STUDIO4℃F

【菅江真澄紀行文】試作品が出来上がりました

クラウドファンディングサービス「FAN AKITA」でプロジェクトを実

【BDレビュー】第342回『マックス・ペイン』

画質:9 音質:12 (評価の詳細についてはこの記事を参照)

Asset UPnP Release 6

サーバーソフトの紹介 『Asset UPnP』 Asset UP

続・Nmode X-DP10

新製品発売のお知らせ - Nmodeの部屋 発売日は2017年4

LUMIN A1、導入3周年 終わらない進化とMQA対応

 LUMIN Appはバージョン3から相変わらず最強だし、  iPh

【UHD BDレビュー】第18回『シン・ゴジラ』

【考察】シン・ゴジラとヤマタノオロチ、そして現代のスサノオ神話

PS3の出荷(近日)完了に寄せて

PS3本体の出荷が近日終了 - GameSpark  私のP

【Roon Ready】CHORD Poly

 CHORD Mojoに接続して使う、Roon Readyの「ポータブ

【UHD BDレビュー】第17回『オペラ座の怪人』

『オペラ座の怪人』のUHD BD 画質:9 (画質は

LUMIN is NOW Roon Ready! そしてMQAとSpotifyにも対応予定

LUMIN STREAMING SERVICES  ほんとに

【レビューまとめ】fidata HFAS1-XS20 ― 専用機であるということ

外観編 音質・サーバー編 音質・ミュージックサーバー編

【レビュー】fidata HFAS1-XS20 × OPPO Sonica DAC 音質・ミュージックサーバー編

外観編 音質・サーバー編 fidataのCDトランスポート

【Roon Ready】dCSのNetwork Bridge

dCS、RoonReady対応のネットワークトランスポート「Netwo

fidataのCDトランスポート機能を使ってみた

fidata公式サイト USB接続光学ドライブにセットしたCDを

Roon 1.3 (Build 208)とTIDAL Masters

TIDAL MASTERS with MQA  RoonのB

→もっと見る

PAGE TOP ↑