なんだかんだ言ってこのヤケクソ視聴記も10回目を数えました。
色々思うことはありますが、それはおまけにて。

記念すべきかどうか知りませんが、第10回目ということで原点を見つめ直すという意味で、BDソフト最初期に発売され、当時の認知度としても非常に高かったミッション・インポッシブル3を取り上げます。


画質:4 音質:3


映像コーデックはMPEG-2でビットレートは20Mbps前後。
音声はドルビーデジタルのみ。

画質について。
いきなり出てくるトム様の不気味な顔色に仰天するところから映画は始まります。
黄色人種もびっくり、むしろもう褐色じゃね? と思えるような肌の色、あまりにもどぎついピンク色の唇。はじめて見た時からなんとも面妖と思いましたが、一番最初に買った他のソフトとの比較で益々その感が強まりました。とにかく全編に渡って顔色の面妖さが付き纏います。「ディスプレイの価値は顔の表現で決まる!」とか何とかAV評論家の皆様は言ってますが、このソフトのように元々酷い画の場合はどう判断してるんでしょうか。ソフトごとにいちいち最適な画質設定を探求するっていうのもアリかもしれませんが、そこまでする気は毛頭ありません。そんなんやったら御気楽でも何でもじゃないじゃん。
面妖なツラに加え、ステルスでも書いた“異常なまでの色の濃さ”が最も顕著に現れているソフトでもあります。これは私の勝手な想像ですが、オーサリング担当者が「次世代ディスクとDVDは違うんだぞー、凄いんだぞー」ということを露骨に、というか安直に示そうとした結果、こんな異常に色の濃い画作りになったのではないでしょうか。それに加えて異様にハイコントラスト志向の画作りで、暗部がばっさり抜け落ちていることも併記しておきます。
本編中にはイタリアの町並みも登場します。みんな大好きヴァチカンも登場です。カラッとしたイタリアの空気と発色の良い画作りはそれなりに合っているのですが、細かい所に盛大に出るノイズのおかげでイマイチ締まりません。同じくイタリアの町並みが登場する007に比べればヘッポコもいいところです。まあ、この辺は技術進歩とコーデックの差でしょう。
兎にも角にも、面妖なツラが全ての要素をフイにしてしまっている気がします。場面場面によっては「オォッ、これが次世代の画か!」と唸るようなものもあるので、その辺は残念です。
が、この評価はあくまで私の安物液晶で見た場合の評価ですので、“広大な色レンジと優秀な色彩調整機能と強靭な暗部階調”を有する映像機器で見れば大化けするソフトかもしれません。

音質について。
糞。パラマウントはずっと糞。以上。








ちょっと長い毒おまけ

もはやBDの早期普及は完全に無くなったな。
BD対HD-DVDは日本で2011年くらいまでグダグダな争いを続けるだろうし、もう両規格とも立ち消えする可能性の方が高まってきたんじゃないの? HDとSDの違いさえまるで理解されてないこの現状で普及なんぞ進むはずが無い。無理でしょ。
それにしてもホント皆PS3が嫌いなんだな。今週の読者投票だってPS3の価値を貶めようっていう意図が設問からして露骨に見えるし。DVDの時も1996年に最初のプレーヤーが発売されてからも泣かず飛ばずで、結局AVファンが蔑む“ゲーム機”のPS2が2000年に出るまでまるで普及しなかったってのにね。ま、世界でたった550万台しか売れてないPS3の価値なんぞ無視され貶められても仕方ないのかもね。

まさか私のような貧乏学生がバイトして買った“最安価格帯”の機器のおかげでアーリーアダプタの悲哀を感じるハメになるとはまるで思わなかった。
これから3年くらいは肩身の狭い思いをすることになりそうだ。
けれども某社長の言うような後悔は一度も感じたことは無い。

BDソフトにまみれる暮らしは楽しくて仕方が無い。
さて、17は蜘蛛男三部作か……



BDレビュー総まとめ