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【BDレビュー】第332回『キャプテン・アメリカ』

 シビル・ウォーBD発売記念。


画質:9
音質:10
(評価の詳細についてはこの記事を参照)

映像:AVC
音声:DTS-HD Master Audio 7.1ch


○画質
 アメリカ本土においてはセピア調の色彩が支配的で、まるで古き良き時代の……というわけではなく、懐かしく見えるのはあくまでも色調だけで、解像感と情報量は近年求められる水準を軽々とクリアしている。懐かしい色彩と柔らかな光の中に現代的に豊富なディテールが息づいているというのはなんとも不思議な感覚である。
 一方で敵方であるハイドラの基地は金属的かつ硬質な輝きに満ちており、アメリカのシーンと比べて画の切れ味も一段増している。こんな具合に画作りの差異をきちんと描き分けられるのも、しっかりとした画質の基礎体力があってこそ。
 何かしら突出した輝きがあるわけではないが、大きな問題もなく、全体として高水準でまとまっている。

○見どころ
 寒々しいハイドラ基地


○音質
 厚みと威力に優れ、マルチチャンネル・サラウンドの醍醐味もじゅうぶんに味わえる、アクション映画として満点の出来映え。かといって効果音全開のやかましい音響とはならず、抒情的かつ勇壮な劇伴もしっかりと耳に届くバランス感覚の良さも備えている。
 登場する兵器は携帯火器がメインで、キャップの武器(?)も基本的に盾ということで、そこから発する音は現実的な範囲にとどまっているのに対し、コズミック・キューブと、そのエネルギーを利用した兵器のおぞましい威力はまさに音にも現れている。

○聴きどころ
 コズミック・キューブ


○総評
 画質的にも音質的にもそつなくまとまった優秀盤。
 キャップ三部作は二作目の『ウィンター・ソルジャー』と三作目の『シビル・ウォー』の出来があまりにも素晴らしいせいで第一作目は忘れられがちだが、BDをコレクションする価値は大いにある。



○再生環境(詳細はコチラ

・ソース
OPPO BDP-103

・映像
Victor DLA-X30
KIKUCHI SE-100HDC

・音響(センターレス6.1ch)
Pioneer SC-LX85
Nmode X-PM7
Nmode X-PW1 ×3(サラウンドにモノラル×2、サラウンドバックにステレオ×1)
Dynaudio Sapphire
Dynaudio Audience122
Dynaudio Audience52
ECLIPSE TD316SWMK2



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