*

【BDレビュー】第315回『アントマン』

公開日: : 最終更新日:2016/04/14 BD・ホームシアター関連, オーディオ・ビジュアル全般

画質:9
音質:9
(評価の詳細についてはこの記事を参照)

映像:AVC
音声:DTS-HD Master Audio 7.1ch


○画質
 最近のMCU作品として順当の高画質。
 くっきり明快、硬質な質感の中でも色彩濃厚、解像感も情報量もばっちり。
 しかし悲しいかな、映像のシチュエーションがあまりにも異質なせいで実写とCGの乖離が著しく、さらにCGそれ自体のクオリティも他のMCU作品と比べてちょっと……であり、画の情報量的に食い足りなさが残った。
 アリはもっとグロテスクというか、生々しく描いてもよかったんじゃなかろうか。

○見どころ
 FLCL 第5話より「Blues Drive Monster」なシーン(見りゃわかる)


○音質
 「小さくなった時の心情の変化」を音でもってきちんと表現できている。水滴の一滴一滴は隕石津波の如き衝撃力を持ち、ネズミの声は巨獣のようで、アリたちはさながら万軍の進撃だ。細かい音が空間に浮遊し、サラウンド感もじゅうぶん。
 1.5センチのスーツから撃ち出すビームよりもその辺のiPhoneから流れる音楽の方が大きな迫力を持っていたり、縮小時の戦闘における衝撃の瞬間、映像がリアルスケールに戻ってしょうもない音を出したりと、面白さとリアリティを両立している。縮小時に銃弾の雨をかいくぐるシーンなどでは、そこそこの威力もある。
 ただし、小人スケールにおける音の創造性に関して言えば『借りぐらしのアリエッティ』の方が面白く、心情を生々しく表現できていたように思う。

○聴きどころ
 浴槽
 機関車トーマス


○総評
 たまに妙な出来の場合もあるが、基本的にMCU作品のBDはクオリティがしっかりしているので、買うにしても特に不安はない。逆に超々高品質なBDは少ないようにも思う。
 もしかしたらこの映画の最大の見どころはスタッフロール後の数十秒なのかもしれない。
 アントマンはシビル・ウォーでどんな活躍をするのだろうか。



○再生環境(詳細はコチラ

・ソース
OPPO BDP-103

・映像
EPSON EH-LS10000
KIKUCHI SE-100HDC

・音響(センターレス6.1ch)
Pioneer SC-LX85
Nmode X-PM7
Nmode X-PW1 ×3(サラウンドにモノラル×2、サラウンドバックにステレオ×1)
Dynaudio Sapphire
Dynaudio Audience122
Dynaudio Audience52
ECLIPSE TD316SWMK2



【BDレビュー】総まとめ

スポンサーリンク


関連記事

『ネットワークオーディオ』とは何か

【音源管理の精髄】 目次 【ネットワークオーディオTips】  ネットワークオーディオやそ

記事を読む

【音源管理の精髄】 JRiver Media Centerでネットワークオーディオする! 【ネットワークオーディオTips】

 JRiver Media Center。長いから以後JRiverと呼ぶ。  高品質かつ多機能な再

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第9回『ロッキー・ザ・ファイナル』

思い出ボム 画質:7 音質8 映像コーデックはMPEG-2でビットレートは30台

記事を読む

【Dolby Atmos/DTS:X】トップスピーカーの選択②―― ECLIPSE TD307MK2A

トップスピーカーの選択  天井への埋め込みは困難。  悲しいけれどDynaudioは極めて困

記事を読む

【Dolby Atmos/DTS:X】オブジェクトベースシアターへの道・まとめ

 Dolby AtmosやDTS:Xといったオブジェクトベースオーディオは、映像メディア用の音声規格

記事を読む

【Roon Server】Salk Sound StreamPlayer Generation III

 Roon Serverのパートナーで気になったブランドその1。 Salk Sound Str

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第186回『ハート・ロッカー』

画質:7 音質:10 映像はAVC、音声はDTS-HDMAの24bit 画質について

記事を読む

【BDレビュー】第334回『アイアン・ジャイアント』 北米盤

 時々、自らのコレクションに迎え入れられることを誇りに思う作品が存在する。  『アイアン・

記事を読む

【ネットワークオーディオTips】Audirvana Plusのコントロールアプリ 『A+ Remote』

 音楽を聴く際にいちいちPCと向き合いたくない。  マウスをカチカチもしたくない。  要は、オー

記事を読む

【BDレビュー】 第241回『アベンジャーズ』 北米盤

続編の敵になるのは誰かな? 画質:10 音質:9 映像:AVC 音声:DTS-

記事を読む

スポンサーリンク

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

スポンサーリンク

LUMIN A1、導入3周年 終わらない進化とMQA対応

 LUMIN Appはバージョン3から相変わらず最強だし、  iPh

【UHD BDレビュー】第18回『シン・ゴジラ』

【考察】シン・ゴジラとヤマタノオロチ、そして現代のスサノオ神話

PS3の出荷(近日)完了に寄せて

PS3本体の出荷が近日終了 - GameSpark  私のP

【Roon Ready】CHORD Poly

 CHORD Mojoに接続して使う、Roon Readyの「ポータブ

【UHD BDレビュー】第17回『オペラ座の怪人』

『オペラ座の怪人』のUHD BD 画質:9 (画質は

LUMIN is NOW Roon Ready! そしてMQAとSpotifyにも対応予定

LUMIN STREAMING SERVICES  ほんとに

【レビューまとめ】fidata HFAS1-XS20 ― 専用機であるということ

外観編 音質・サーバー編 音質・ミュージックサーバー編

【レビュー】fidata HFAS1-XS20 × OPPO Sonica DAC 音質・ミュージックサーバー編

外観編 音質・サーバー編 fidataのCDトランスポート

【Roon Ready】dCSのNetwork Bridge

dCS、RoonReady対応のネットワークトランスポート「Netwo

fidataのCDトランスポート機能を使ってみた

fidata公式サイト USB接続光学ドライブにセットしたCDを

Roon 1.3 (Build 208)とTIDAL Masters

TIDAL MASTERS with MQA  RoonのB

デジファイ No.25で記事を執筆しました

DigiFi(デジファイ)No.25 3月2日(木)発売【特別付録】ハ

Raspberry Piとワンボードオーディオ・コンソーシアム

Raspberry Piで音楽再生、「ワンボードオーディオ」共通規格化

【レビュー】fidata HFAS1-XS20 音質・サーバー編

外観編 音質・ミュージックサーバー編  まずは、純粋な

【ハイレゾ音源備忘録】John Mayer / Continuum

・アーティスト / アルバムタイトル John Maye

【ハイレゾ音源備忘録】John Mayer / The Search for Everything – Wave Two

・アーティスト / アルバムタイトル John Maye

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』がUHD BDでリリースされなかった……

スター・ウォーズ最新作『ローグ・ワン』4月28日にBD発売。プレミアム

「FAN AKITA」のプロジェクトが終了しました

クラウドファンディングサービス「FAN AKITA」でプロジェクトを実

【レビュー】fidata HFAS1-XS20 外観編

fidata HFAS1-XS20 - 言の葉の穴  もっと

【菅江真澄紀行文・本編紹介】第十章「羽後に群立つ神杉の座所」

クラウドファンディングサービス「FAN AKITA」でプロジェクトを実

→もっと見る

PAGE TOP ↑