近景
見栄えを重視して? なんとなくシンメトリーにしてみた。
L1のHDDの振動を考えれば本来近くに置くべきではないのだろうが……
早いとこL1の中身をSSDに換えたい。
というわけで、LUMIN A1の導入からちょうど1年が経った。
既に完全な上位機であるS1が発表されていたこともあり、導入した時点でA1の立ち位置が微妙になっていた気もしないではないが、それはそれ。
私はDSDを聴くためにオーディオをやっているのではないし、ネットワークオーディオプレーヤーに求めるものはそんなハイスペック対応ではない。
後にS1も聴いてみたが、音質的な魅力という点でA1も決して劣っていない。歌を聴く者として、今も昔もA1は最上の選択だった。
1年間付き合ってみて、LUMIN A1はハードとソフトの両面から間違いなく非常に優れたネットワークオーディオプレーヤーだと言える。A1に限らず、S1・T1・D1もすべてそうだ。
LUMIN Appは相変わらず最強だし、バージョン3.0になってさらに隙なしになった。LUMIN Appだけで軽く数百万円の価値があると言っても過言ではない。ネットワークオーディオの本質たる「コントロール」における究極的な完成度は何物にも代え難い。
そして気付けばL1まで導入してしまった。製品の性格上LUMIN専用に近いとはいえ、サーバーでこれだけ音が良くなるなんて公式チートもいいところだ。
いい音で音楽を聴きまくった、実に楽しい1年間だった。
A1の導入後、一定期間MAJIK DS-Iと併用したおかげで、ネットワークオーディオ全般に関する知見がさらに深まったことも事実である。
特にネットワークオーディオのシステムにおいてプレーヤーがどのような役割を果たすのかについて、はじめて「LINN DS以外のまともなプレーヤー」に出会ったことで得られた知見はあまりにも大きかった。LINNとLUMIN、両者の比較を通して、私の中で「ネットワークオーディオの目指すべき理想」がより明確になったように思う。
やはり色々と使ってみることは大事だ。
S1、A1、T1、D1、L1、LUMIN App。
ラインナップを完成させ、「サーバー」・「プレーヤー」・「コントロール」というネットワークオーディオにおける三要素を完璧に揃えた今、LUMINの次なる一手は何なのだろうか。やはりストリーミングサービス系だろうか。個人的にはL1をもう少し何とかしてもらいたいところだが。
なんにせよ、Dynaudio以外で、LUMINがこんなにも動向が気になるブランドになるとは思いもしなかった。
今後のA1の進化が楽しみだ。
【レビュー】LUMIN A1
【レビュー】LUMIN L1 ― 未完の高音質Network “Audio” Storage
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