そんなわけでこの視聴記も100回を数えました。
記念すべき?100回目のソフトがゾンビ映画って辺り、この視聴記の性格を現してますね。


画質:7 音質:12


映像はAVCでビットレートは基本30台とかなり高め。
音声はドルビーTRUEHDの16bit。スペイン語。

画質について。
基本的に画質うんぬんに焦点を当てた映画ではないので、果たして高画質の範疇に入るかどうかは微妙ですが、とりあえずハイビジョンディスクとして及第点の画質ではあります。
少なくとも圧縮に伴うノイズの類は皆無なので、映像の意図的なチープさ・汚さもダイレクトに伝わってきます。チープな機材で撮影している、もしくはそのような設定の為か、情報量的にはたいしたことはないです。暗部階調も抜け落ちてますし。まーそーゆー映画なんで気にしないことです。
とにかく一人称視点の映画は見ていて疲れますね……
同じく一人称視点の作品で今後発売されるクローバーフィールドも相当疲れそうです。

音質について。
ホラー・ゾンビ映画では音がとてつもなく重要な位置を占めるのは言わずもがなと思いますが、このソフトの音質はそれを理想的に叶える素晴らしいものです。
さらにこの映画に関しては一人称視点の作品、サラウンドでFPSをやっているのと同じく、視点と主観と画面展開が完全に一致するので、上手くはまりさえすれば凄まじい臨場感・没入感を得られるって寸法です。
残念ながら完全にフロント3chに力点が置かれており、サラウンドは派手な場面を除きあまり活用されていないようで、主観視点特有の没入感は期待していたほどではありませんでした。とはいえ要所要所ではきちんとマルチチャンネルをフルに使った音響製作が成されており、その威力たるや凄まじいものがあります。ロスレス音声らしい鋭さや力強さも素晴らしいレベルで、「ババーン、キャー」的な音作りのソフトの音質としては現状最高峰ではないでしょうか。
音質もまた、クローバーフィールドへの期待を膨らませる素晴らしいものでした。

それにしてもゾンビ映画って決まってかわいい女の子が出てきますよね。
美人のお姉さんじゃなく、かわいい女の子が。
何ででしょうね。教えてえろい人。
ちなみにこの映画、物語のガジェットのほとんどがドーン・オブ・ザ・デッドと28週後……と共通しており、明らかにそこから頂戴したものです。まあ面白いから善し。



そんなこんなで100回目の視聴記でした。
なんだかんだで続くもんですねえ。



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