Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。
<HIGH END>DELA、オーディオ用のCDドライブとSSDドライブを参考出展 – Phile-web
CDドライブとSSDドライブ、横幅の収まりがいいのはいいけれど、なんかデザインの方向性が違わない……?
DELAもいよいよTIDALとQobuzにも対応。
出発点である「善きサーバー」としての立ち位置は堅持しつつ、OpenHome対応による「プレーヤー」としての盤石仕様、さらにTIDAL/Qobuz対応でストリーミングまでカバーする。もはや「ただのNAS」として買う人がいるのか定かではないほどの進化である。
これで2TB仕様の価格が20万を切るのだから、私が言うのもなんだが、よっぽどの覚悟とやる気でもない限り、わざわざオーディオ用PCなんぞに手を出さなくても……と冷静になって考えもする。
DELAの登場当初は「サーバーにディスプレイなんて要らん」と思ったし、原理主義者の立場からすればその思いに変わりはないが、ここまでディスプレイの存在に価値を持たせてくれたのなら天晴れだ。よくぞここまで、という称賛しか出てこない。
いわゆるDSDのマーカーレス再生に対応したことも、一部の人にとって福音となろう。
特に、USB DACの側でなんぼ「DSD256対応!」と自慢したところで、DACがPCM 768kHzにまで対応する場合を除き、DoPではDSD128までしか再生できなかったのだから、これは快挙である。
DSD256再生の果実を享受できるのは事実上Windowsユーザーだけ、なんて状況も今後は減っていくのだろう。もっとも、最近ではUSB DACの側で768kHz/32bit対応が広がりつつあり、DoPでも力技でDSD256が再生できるようになりつつあるのだが……
数多くの製品が登場することは、そのジャンルが活気づくために重要なことだ。特にファイル再生という新たな領域であればなおさらだ。
とはいえ、DELAにせよ、fidataにせよ、「コレを買っておけば間違いない」という製品が厳然と存在する、存在してくれているということもまた、ジャンルの活況のために欠かせないと思うのである。
【追記】
<HIGH END>MERGING、NADAC専用強化電源「POWER」を展示。FPGAボードなどRavenna対応もアピール – Phile-web
DELAもRavennaに対応……だと……?
いやまぁ、対応するのはいいんだけど、これはさすがに対応してどうなるんだと思わざるを得ない。
それとも、ヨーロッパでRavennaはもはや対応して当たり前レベルの広がりを持っていたりするのだろうか?
【音源管理の精髄】 目次 【ネットワークオーディオTips】
【レビュー】 視た・聴いた・使った・紹介した機器のまとめ 【インプレッション】
よくある質問と検索ワードへの回答
【Munich HIGH END 2017】DELAの進化は続く
スポンサーリンク