次巻完結。
画質:9
音質:8
映像:AVC
音声:ドルビーTRUEHD 5.1ch
○画質
全体的には『攻殻機動隊S.A.C 2nd GIG』と同じ路線の画ではあるものの、映像の情報量で劣るため、画質的にはそれほどでもない。電脳空間で火花を散らす超高密度な電脳戦をあまり見かけない。
デジタル制作のアニメに宿命的なマッハバンドは皆無と言っていいほど駆逐されている。この辺りは流石。
しかし、背景美術(特に機械や小道具類)の解像度が足りていないことが多く気になる。
あと素子の3Dモデルがいまいち。
なんだか全体的に作り込みが甘いような……?
○見どころ
まだメスゴリラじゃない少佐(特に一話は天使)
○音質
やかましい。
オープニングから異様にやかましい。
声も効果音もBGMもとにかくやかましい。
マルチチャンネルの仕事ぶりは特筆に値するが、すべての音が無闇に持ち上げられており、これではメリハリも何もあったものではない。
もうちょっとこう、静寂と抑揚をですね……
一新された声優陣の演技は特に違和感もなく、なかなか新鮮で面白い。特にパズとサイトー。
○聴きどころ
メスゴリラ化しつつある少佐と愉快な仲間たち
○総評
無闇にやかましいという難点を除けば、AV的なクオリティは盤石。
4巻で完結らしいが、落としどころが見えない。公安9課の攻殻機動隊という部隊のエピソードゼロを描こうという意図は理解できる。
面白いことには面白い。
が、『攻殻機動隊』の看板を背負うには……
○再生環境(詳細はコチラ
・ソース
OPPO BDP-103
・映像
Victor DLA-X30
KIKUCHI SE-100HDC
・音響
Pioneer SC-LX85
Nmode X-PW10
Dynaudio Sapphire
Dynaudio Focus200C
Dynaudio Audience122
Dynaudio Audience52
【BDレビュー】総まとめ
【BDレビュー】第266回『攻殻機動隊 ARISE』
スポンサーリンク