秋田県湯沢市雄勝町の小野小町伝承
熊野神社は小野小町の父・小野良実が建立した神社といわれ、かつては小町が幼少の頃より詠んだ歌を収めた和歌堂もあったが、最上義光と小野寺氏の戦いの中で焼けてしまった。今日の社殿は後に覚厳院という修験者の手で再建されたもの。
熊野神社の小野の街中にぼんとある立派な神社である。
案内看板。
現在の社殿。建立当時はこの地域で珍しい瓦ふきの建物だったそうな。
境内はそれなりに広く、お堂や石碑も多い。
鳥居に額がかかっていないのが気になったが、なんらかの理由で外されてお堂に立てかけられていたようだ。
お堂の中には石像群と…………何だコレは。
こっちにもある。形はこけしに似ているが……
その他の石碑群。庚申塔が多数。
もし和歌堂が戦火を生き延び、その中に本当に小町が幼少期から詠んだ和歌が収められていたのなら、全国津々浦々に小町出生の地が分散するという展開にはならなかったかもしれない。
……と思ったが、そうならそうで今度は歌の真贋議論が始まり、結局は同じか。
秋田県神社庁のホームページでは現地の案内看板とまた違った由緒が語られており、なかなか興味深い。
さて、小町史跡巡りに関して、「小町の幼少期」はここでいったんおしまい。
次からは、「年月を経て小町が帰って来てから」の物語に登場する史跡となる。
とっぴんぱらりのぷう。
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【地元探訪・小野小町編】熊野神社(湯沢市小野字小野)
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