秋田県湯沢市雄勝町の小野小町伝承
姥子石。「ばっこいし」と読む。
小野小町の母・大町子の墓地または墓碑として伝えられている場所。
桐木田の井戸から目と鼻の先にある。
申し訳程度の整備がされているが、肝心の石は芝草に埋もれている。
案内看板。
ここは姥子といわれ、小町の母、大町子の墓地、墓碑といわれています。木の周りの自然石には梵字が刻まれているものもあります。
石の来歴や梵字の内容は不明。
大町子については比古姫(小野小町)を産んですぐに亡くなったという話が残る程度で、この姥子石も含め、雄勝町における小野小町伝承への登場は多くはない。雄勝町における小野小町伝承の本番は、あくまでも小町が故郷に帰ってきてからである。
ところで、小野小町は京都からやって来た都会民(良実)と現地民(大町子)の混血であり、純粋な意味での「秋田美人」とは、つまるところ大町子のことだと考えることもできよう。
それでも、ただ美しいというだけでは、小野小町には成り得ないのである。
とっぴんぱらりのぷう。
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