日本初、ロスレス音楽ストリーミング「Deezer HiFi」開始。3,600 万曲以上、月額1,960円 – Phile-web

CDクオリティでのロスレス音楽ストリーミングサービス「Deezer HiFi」が、日本で12月8日にスタートする。月額制で、価格は1,960円(税込)。

PCでの使用時は、CDと同じクオリティの、44.1kHz/16bitのFLACでストリーミング再生することが可能。配信楽曲数は3,600万曲以上。邦楽も当初から用意し、順次拡大するとしている。

なお日本での展開は、DEEZERとオンキヨー&パイオニアマー ケティングジャパン、ヤマハとのパートナーシップで行う。キャンペーンも行われ、オンキヨー&パイオニアのDAPと、ヤマハのMusicCast対応製品を購入すると、3ヶ月の無料トライアルを提供する。


 ついにきたか。
 しかもいきなりオンキヨー&パイオニア・ヤマハと組んでくるあたり、相当に本気なのだろう。


「自分の音源ライブラリ」の未来


 個人的には、Deezer HiFiがどれだけ普及するかというよりも、「オーディオ趣味においてストリーミングは立派なソースになり得る」という認識の拡大、そして「音楽ストリーミングサービスの受け皿として単体ネットワークオーディオプレーヤーの価値が見直される」ことを期待している。


CES2015の「Streamer」に見るネットワークオーディオプレーヤーの復権


 問題があるとすれば、日本国内で流通しているネットワークオーディオプレーヤーでDeezerに対応する製品が少ないこと。ぱっと思いつくものといえばCocktail Audioくらいしかない。
 もっとも、オンキヨー&パイオニアとヤマハの製品は海外では既にDeezerに対応しているので(参考)、日本でもあっという間に対応ということになるだろう。→早速対応(ヤマハ)こっちも対応(オンキヨー&パイオニア)
 日本のネットワークオーディオプレーヤー市場では、TIDALにせよSpotifyにせよ、本格的な音楽ストリーミングサービスに対応する製品はLINNやらLUMINやら、高級機が先行した感がある。一方で今回のDeezer HiFiは、比較的安価な製品から広まっていくことになりそうだ。

 待ちに待った「ロスレス音楽ストリーミングサービス」が、「日本で」、「正式に」、「比較的安価な製品でも」利用可能になることで、ネットワークオーディオの領域に良い影響がもたらされることを願っている。



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