サーバーソフトの紹介 『Asset UPnP』
Asset UPnP 導入・設定・運用編
約一年半ぶりのメジャーアップデート。
さてどうなった。
まずはRelease 5.1のおさらい。
画像はクリックで拡大する。
設定画面
初期状態のナビゲーションツリー
アルバムビューで、不特定多数のアルバムアートが劣化する症状(バグ?)
参考:サーバーソフトの画像配信能力をぶった斬る)
フォルダ掘り、もしくはトラックのレベルでは大丈夫なんだが。
Asset UPnPは、多機能ゆえのある種のとっつきにくさや詰めの甘い部分は見られるものの、「Dynamic Browsing」と「Advanced Search」という強力な機能により、ユーザーが音源に込めた数多の情報に万全に応える。ライブラリの活用という点では、UPnP/DLNAサーバーソフトの中で最強と言える。
で、Release 6。
設定画面
初期状態のナビゲーションツリー
色々と変わった。そして黒い。
目に付くのは「New Album」と「Additional」。
「New Album」はAsset UPnPに新しく追加された音源の並び。地味に便利。
「Additional」は「Advanced Search」が名前を変えたもので、中身の項目も結構変わった。「Chorus」「Orchestra」「Soloists」「Instrument」なんかは消滅した。あまりにも使うユーザーが少なかったからだろうか。まぁ、後からナンボでも追加できるのがAsset UPnPの良いところだ。
直ってないじゃないか(絶望)
ツリーの構造に「root」が加わった。
「Composer」と「Genre」では初期状態で設定されている。
コレは「振出しに戻る」的な項目で、例えば「Genre」で「Celtic」を選択すると、「Celtic」でソートをかけたうえで「Genre」以外の項目に再び戻る、というもの。
「root」をうまく使えば、通常の項目でも「Dynamic Browsing」的な選曲が可能になる。とはいえ煩雑すぎる気がしないでもない。
いや、別にそんなところまでカスタマイズしなくても……
そして今回の目玉。
Asset Collections: create add additional asset instances, each with different audio libraries
……つまり、Asset UPnP単独で、複数のサーバーを作成できるようになった。
百聞は一見に如かず。
要は、「サーバーソフトの複数同時運用」を、Asset UPnP単独で可能にする機能だと言える。強い。
あと、得も言われぬ挙動の不安定さを感じることがあったRelease 5系列に比べると、全体的に安定&高速化した印象を受ける。
もう全部こいつ一人でいいんじゃないかな。
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