*

【ネットワークオーディオTips】サーバーソフトの紹介 『Asset UPnP』

公開日: : 最終更新日:2017/03/30 PC・ネットワークオーディオ関連, オーディオ・ビジュアル全般

 ソフトのバージョンアップに伴い、2013/12/09初出の記事を刷新。

サーバーソフトの紹介と検証

 Asset UPnP。
 知る人ぞ知る音楽配信専用のサーバーソフト。
 昔々の「RipNAS」製品の中身だったことがあるくらいで、今現在メーカーから出ているNASとは無縁。普通に暮らしていればまず出会うことがないだろう。
 そのため、使うとなれば基本的に自分で買って、自分でインストールする必要がある。
 ただし対応OSの幅は広く、QNAPでも使えるため、活用する機会が限られているというわけではない。
 しかしてその実態は。


【基本情報】

・作っているところ
Illustrate(dBpowerampと同じ会社)

・対応OSと機器
Windows(Home Server含む)・Mac・Linux・Raspberry Pi・QNAP

・価格
Windows:26ドル
Mac:28ドル
Linux:29ドル
Raspberry Pi:20ドル
QNAP:30ドル
※30日間は無料で全機能が使え、それ以降も機能制限はかかるがそのまま使用可能。

・検証時のバージョン
Release 5.1(Windows)
※R5以上になっているのは現状Windows版のみ


Release 6


【機能】

・対応フォーマット
DSDはもちろん、PCM系から見たこともないフォーマットまで片っ端から対応している。
タグの取り扱いも完璧。
※DSDはR5で対応したが、ビットストリーム以外は色々と制限があり動作も不安定

・画像配信能力
この記事を参照。
R5でもサムネイルの解像度が落ちる場合がある。

・「同一アルバム・複数ディスク」音源への対応
そのまま一つのアルバムにまとめるか、ディスク単位で分けるかを選べる。

・各種設定とカスタマイズ性
充実しすぎていて逆に困る
ナビゲーションツリーの完全なカスタマイズが可能。


【初期状態のナビゲーションツリー】

 タグが反映される部分は「 」にしている。
 (一部、選曲に無関係な項目は省いている)


 Asset UPnP

  →Artist / Album
    →[All Artists]
      →すべての「アーティスト」
        →選択した「アーティスト」のすべての「アルバム」
          →選択した「アルバム」内における「アーティスト」の「タイトル」
        →[All Tracks]
          →選択した「アーティスト」のすべての「タイトル」
    →[A..] ~ [0-9](日本語のアーティストはここに入る)
      →頭文字が含まれるすべての「アーティスト」
        →選択した「アーティスト」のすべての「アルバム」
          →選択した「アルバム」内における「アーティスト」の「タイトル」

  →Album
    →[All Albums]
      →[All Tracks]
        →すべての「タイトル」
      →すべての「アルバム」
        →選択した「アルバム」内のすべての「タイトル」
    →[A..] ~ [0-9](日本語のアーティストはここに入る)
      →頭文字が含まれるすべての「アルバム」
        →選択した「アルバム」内のすべての「タイトル」

  →Title
    →[All Titles]
      →すべての「タイトル」(Title=タイトル、曲のこと)
    →[A..] ~ [0-9](日本語のアーティストはここに入る)
      →頭文字が含まれるすべての「タイトル」

  →Composer
    →[All Composers]
      →すべての「作曲者」
        →選択した「作曲者」が含まれるすべての「アルバム」
          →選択した「アルバム」における「作曲者」が作曲した「タイトル」
        →[All Tracks]
          →選択した「作曲者」が作曲したすべての「タイトル」
    →[A..] ~ [0-9](日本語の作曲者はここに入る)
      →頭文字が含まれるすべての「作曲者」
        →選択した「作曲者」が含まれるすべての「アルバム」
          →選択した「アルバム」における「作曲者」が作曲した「タイトル」
        →[All Tracks]
          →選択した「作曲者」が作曲したすべての「タイトル」

  →Genre
    →すべての「ジャンル」
      →選択した「ジャンル」に該当するすべての「アーティスト」
        →選択した「アーティスト」のすべての「アルバム」
          →選択した「アルバム」内における「アーティスト」の「タイトル」
        →[All Tracks]
          →選択した「アーティスト」のすべての「タイトル」

  →Style
    →すべての「スタイル」(※dBpowerampでいじれる「第二のジャンル」的なタグ)
      →選択した「スタイル」に該当するすべての「アーティスト」
        →選択した「アーティスト」のすべての「アルバム」
          →選択した「アルバム」内における「アーティスト」の「タイトル」
        →[All Tracks]
          →選択した「アーティスト」のすべての「タイトル」

  →Dynamic Browsing
    →Artist
    →Composer
    →Conductor
    →Chorus
    →Orchestra
    →Soloists
    →Instrument
    →Period
    →Genre
    →Style
    →Year
    →Rating
    →[Exclude]
      →Artist   ※各項目でループするようになっている
      →Composer
      →Conductor
      →Chorus
      →Orchestra
      →Soloists
      →Instrument
      →Period
      →Genre
      →Style
      →Year
      →Rating
      →[Exclude]
      →[Jukebox Track Selection]
      →[Jukebox Album Selection]
      →[List Tracks]
      →[List Albums]
      →[List Artists]


※Dynamic Browsingの仕組み
 各項目でソートをかけ、もういいなと思った段階で[List Tracks][List Albums]を押して結果を表示させる。
 例えば、「ジャンル:クラシック」→「作曲者:ベートーヴェン」→「指揮者:カラヤン」→「オーケストラ:ベルリンフィル」→「年:1970」とソートしたうえで、[List Albums]で該当するアルバムを表示する、なんてことが可能になる。
 Asset UPnPならではの強力極まりない機能。
 R5で[List Albums]が明示的に選べるようになり、著しく使い勝手が改善された。


  →Internet Radio [Tunein Radio]
   ※大量の局がプリセットされているが、残念ながら私の環境では機能しない

  →Playlists
    →[New Albums]
    →[New Tracks]
    →[Top Albums]
    →[Top Artists]
    →[Top Tracks]
    →[Recent Albums]
    →[Recent Tracks]
    →[Jukebox Album Selection]
    →[Jukebox Track Selection]
    →[Least Played Albums]
    →[Least Played Tracks]
     ※Asset UPnPが見繕って色々と提案してくれているの図

  →Advanced Search(より詳細な分類の集まりと考えればよい)
    →Album Artist / Album
    →Album by Release
    →Album by Artist
    →Compilation
    →Bits
      →16bit
      →24bit(DSDはなぜかこっちに含まれる)
    →Contibuting Artist
    →Conductor
    →Chorus
    →Orchestra
    →Soloists
    →Instrument
    →Period
    →Folders & Filename Browsing(いわゆるフォルダで見ていく方法)
    →PC Sound Capture [WASAPI](PCで鳴る音をストリーミングする謎機能)
    →Rating
    →Type
      →コーデックによる分類
    →Year
    →[Details](ライブラリに含まれる曲数とAsset UPnPのバージョンの表示)


【所感】

 上のナビゲーションツリーを見てのとおり、異様なまでの充実ぶりである。
 ブラウズで活用可能なタグの種類は群を抜いている。さすがはdBpoweramp CD Ripperを作っているメーカーのサーバーソフトと言うべきか。愛情を込めて音源にタグ付けしてきた労力が完璧に報われる。
 各種設定項目も非常に充実しており、詳細は導入・設定・運用編を見てほしいが、理解して使いこなせば最強のサーバーソフトと化す。
 特にクラシック愛好家にとっては決定打になり得る。
 単なるマイナーなサーバーソフトのまま終わらせるにはあまりにももったいない。



Asset UPnP 導入・設定・運用編


【音源管理の精髄】 目次 【ネットワークオーディオTips】

【レビュー】 視た・聴いた・使った・紹介した機器のまとめ 【インプレッション】

よくある質問と検索ワードへの回答



↓過去のAsset UPnP関連記事の墓場↓

  Asset UPnPがQNAPで使用可能に
   Asset UPnPをQNAPで使う(Test6、インストール方法など)
   Asset UPnP for QNAP Testバージョンを追う
   Asset UPnP for QNAP正式リリース
  Asset UPnP Release 5 BETAでDSDを配信可能なことに今さら気が付いた
  Asset UPnP Release 5 正式版

スポンサーリンク


関連記事

no image

【BDレビュー】 第153回『THIS IS IT』

画質:無評価 音質:15 映像はAVC、音声はDTS-HDMAの24bit 画質につ

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第205回『塔の上のラプンツェル』

画質:10 音質:8 映像はAVC、音声はDTS-HDMAの24bit、7.1ch

記事を読む

LUMIN L1 導入!

 あの音が忘れられず……  写真左上がL1。  暫定的にX-PW10の外部電源の上に置い

記事を読む

“がっかり”BD10選

 善いものがあれば、悪いものもある。  目を逸らすわけにはいかない。  なお、この記事の各項

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第118回『ヘルボーイ』

画質:11 音質:11 映像はAVCでSPEらしい手堅いエンコード。 音声はリニアPCM

記事を読む

続・LUMIN S1でDSDを聴く

 L1と一緒にS1を使う機会に再び恵まれたので、前回指摘したDSD再生時のノイズ問題がどうなっている

記事を読む

LUMIN T1 音質編

 まずT1。 ○再生/比較環境 LUMIN A1 LUMIN L1(HDD 2

記事を読む

Roonの恐るべき(?)機能――Roon上のメタデータを音源にタグ付けする

 内容が内容なので、ずっと書こうか書くまいか迷っていたのだが、いつかは誰かが書くだろうし、先んじて書

記事を読む

【BDレビュー】 第238回『エクスペンダブルズ』 エクステンデッド・ディレクターズ・カット

ジェット・リーの扱いが酷いのがちょっとなぁ…… 画質:8 音質:11 映像はAV

記事を読む

UHD BDまであと少し!

次世代BD「Ultra HD Blu-ray」年内に複数社から製品登場へ - ライセンシングまもなく

記事を読む

スポンサーリンク

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

スポンサーリンク

【レビュー】SOULNOTE D-1 音質編

外観・運用編 ・再生環境(詳細) canarino

【Munich HIGH END 2017】Roon Labs自身による“Nucleus” Roon Server

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】Playback Designs Dream DAC MPD-8 / Transport MPT-8 【Roon?】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】DELAの進化は続く

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】Mark Levinson No519 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】dCS Vivaldi One 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】Ayre QX-8 / AX-8 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】MSB Technology The Reference DAC 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】AURALiC G Series 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

言の葉の穴・四周年

 三周年記事で地元ネタ全面解禁宣言をしてから1年。  主に私のや

【Munich HIGH END 2017】Dynaudio Special Forty

Dynaudio Special Forty https://y

【レビュー】SOULNOTE D-1 外観・運用編

 SOULNOTEのDACには、対応フォーマットのスペックを偏重する流

LUMIN U1がDSD256に対応

LUMINのネットワークトランスポート「U1」、11.2MHz DSD

【菅江真澄紀行文】『菅江真澄と歩く 二百年後の勝地臨毫 出羽国雄勝郡』が完成しました

小町ゆかりの地「真澄と歩く」出版プロジェクト - FAN AKITA

【御礼】ヘッドホン祭&北陸オーディオショウ(デジ研)・OTOTEN 2017が終了しました

春のヘッドホン祭2017 / 第2回北陸オーディオショウの「デジ研」に

【おしらせ】OTOTEN 2017に参加します

 久々だと思っていたら三週続けてのイベント参加です。 O

【おしらせ】春のヘッドホン祭2017 / 第2回北陸オーディオショウの「デジ研」に参加します

 久々のイベント参加になります。 春のヘッドホン祭201

【レビュー】Nmode X-DP10 音質編

外観編 設定(主にJPLAY)・運用編 ・再生環境

Roon 1.3 (Build 216)、PCM 768kHz・DSD512

Roon 1.3 (Build 216) Is Live! - Roo

【レビュー】Nmode X-DP10 設定(主にJPLAY)・運用編

Nmode X-DP10 外観編  ドライバをインストールし

→もっと見る

PAGE TOP ↑