画質:8
音質:8
(評価の詳細についてはこの記事を参照)

映像:AVC
音声:DTS-HD Master Audio 5.1ch 48kHz/24bit


○画質
 いかにもデジタルアニメ然としたパリッとした質感は狙っていないようで、全編通じて画調は穏やか。そのせいもあって、解像感は少々欠ける印象。もっとも、解像感については別の理由がありそうだが……
 2Dベースのデジタルアニメで常に問題になるマッハバンドは特に確認できず。この点は素晴らしい。
 総じて100インチでの鑑賞に堪える順当な画。螺旋丸もビシッと決まる。
 そして作画。何よりも作画。眼福である。

○見どころ
 水の無い所でこのレベルの水遁を
 作画


○音質
 戦闘時の効果音の威力が素晴らしく、これは(失礼ながら)完全に予想外で喜ばしい。なかなか国産の映像作品では味わえない迫力に冒頭から唸ってしまった。作中の表現や規模に関わらず、一枚の手裏剣から大地を抉る爆発まで、何でもかんでも一様に迫力を追求したように思えなくもないが、鋭く力強い音の乱舞はそれだけで楽しい。マルチチャンネルもきちんと活用されてかなりの包囲感を味わえる。
 惜しむらくは威力と包囲感に優れるも移動感に乏しい点。右に左に前に後ろに、大音響で埋め尽くすだけではなく、一音一音の存在感を維持したままもっともっと空間を縦横無尽に駆け巡ってほしかった。もしそれが実現されれば、『鴉-KARAS-』の高みが見えてくるところだ。

○聴きどころ
 冒頭の戦闘
 九喇嘛モード


○総評
 何の因果か、初めて見たNARUTOのアニメが例の133話だったという奇蹟。ぶったまげて今に到る。
 テレビ版はまだまだ続きそうだが、劇場版はBDを含めて有終の美を飾ったようだ。



○再生環境(詳細はコチラ

・ソース
OPPO BDP-103

・映像
Victor DLA-X30
KIKUCHI SE-100HDC

・音響(センターレス6.1ch)
Pioneer SC-LX85
Nmode X-PM7
Nmode X-PW1 ×3(サラウンドにモノラル×2、サラウンドバックにステレオ×1)
Dynaudio Sapphire
Dynaudio Audience122
Dynaudio Audience52
ECLIPSE TD316SWMK2



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