Kill ! Kill Them ! Kill Them All !!!

という怒号が飛び交うSF超大作、スターシップ・トゥルーパーズを第五回は取り上げます。
発売日から二日も経ってしまいましたが、恐らくどこよりも早い(?)わりと真面目な評価になると思います。ちなみに9月26日発売の『300』に関しては即日視聴記をアップするつもりなので乞うご期待。それまでに何か一本視聴記を書ければと思います。

はてさて、津波の如く襲い来るバグズの大軍団やら、飛びまくる足やら腕やら首やら内臓やら、何かと見所の多いこの大好きな映画はBDでどれほどのクオリティになって帰ってきたのでしょうか。

ちなみにこの映画が製作されたのは1997年です。もう10年にもなるんですね。


画質:7 音質:8


映像コーデックはVC-1でビットレートは10台から30台後半まで完全に不定です。
音声はリニアPCMでビットレートは4.6Mbps。標準的なリニアPCMです。また、ブエナビスタらしく収録音声がかなり充実しており、日本語吹き替え音声もリニアPCMでの収録になっています。ブエナビスタはキング・アーサー以降のソフトでは日本語英語ともにリニアPCMで収録しているようです。

画質は流石に新しい映画ではないので、やはりそれなりです。結構な高画質なのですが、場面によっては硫黄島からの手紙でも見られたノイズが大量に発生することがあります。超絶画質の海賊を出しているブエナビスタにしてはちょっとらしくないですね、オーサリングスタジオの違いでしょうか。(ソニーPCLとPHLは既にAVCに移行しているので、ワーナーに多いVC-1を採用しているオーサリングスタジオが別にあるのでしょう。それがどこなのか私は知りませんが)
とはいえやはりBD、DVDとは格が違います。DVD版はかなり前にリリースされたもので、当然のように画質は相当酷いものですが、BD版ではバグズの種族による体の質感の違いやら、連中が吐き出す火に尻から発射するプラズマキャノンの輝きやら、多数登場する軍服・防護服の微妙な色合いの差やらでDVDとは一線を画すものがあります。死屍累々の凄惨さも倍増。製作年を考えれば妥当な画質と言えるでしょう。

音質は一言で言えば“流石リニアPCM”に尽きます。心震える劇中音楽も素晴らしい音で響きます。
が、改めて視聴してみると以外に音響効果という点ではパッとせず、銃声の迫力もあまりありません。しかしバグズの咆哮の凄まじさがそれを補って余りあるので、初めからそういう作りなのでしょう。子供が見たら泣きます。




おまけ

実は2も作られてます。糞映画ですが。
実は3を作ってるそうです。同じ監督、同じ主演で。リコ隊長と彼の愚連隊の勇姿をもう一度拝みたいものです。

「全員で戦う、決して逃げるな。それが出来ないヤツは俺が撃ち殺す。ビビるな、命をくれてやれ!」



BDレビュー総まとめ