ECLIPSE TD316SWMK2以外の単体サブウーファーを使ったことがないので、相対的な評価はできない。(一応PC用に2.1chパッケージのアクティブスピーカーを使っているが、さすがに同じ土俵で扱うのは躊躇われる)
かつ、マルチチャンネルスピーカーの低音補強用途では使っていないため、その点での評価もできない。
なので、純粋なLFE再生装置として使うことでどうなったか、ということから評価する。
ユニットの背面対向配置をはじめとする本機の技術的な特徴やら、リモコンを使える機能性やら設置性やら色々とあるが、ことサブウーファーに関して言えば実際に出てくる音がすべてだろう。
セットアップはこの通り。
導入編
リファレンスBD10タイトルとの組み合わせ
いろんなタイトルとの組み合わせ①
いろんなタイトルとの組み合わせ②
いろんなタイトルとの組み合わせ③
いろんなタイトルとの組み合わせ④
いろんなタイトルとの組み合わせ⑤
LFEとサブウーファーの意義を考える
色々とタイトルを視聴した結果、LFEは「純粋に空気を震わせる」・「通常の効果音を強化する」・「劇伴/音楽で活用される」の三つに分類することができた。
他ならぬTD316SWMK2を使うことでこの結果を得たのだから、TD316SWMK2の低音は「映画館のような映像体験をもたらすレベルの量感」・「効果音との完璧な同期を可能にする瞬発力」・「音楽再生にも供し得る質の高さ」を備えているということになる。
他のサブウーファーと比較して語ることはできないが、サブウーファーに求められる性能は総じてクリアしていると言ってもいいだろう。
何より、Dynaudio Sapphireに割り当てられていたLFEを受け取って、Sapphire以上に充実した低音を再生し得ること、そして本体ボリューム7割という苛烈な音量でもへこたれないことで、TD316SWMK2の優れた資質がわかろうというものだ。
もっともボリュームに関して言えば、ここまでしてようやくSapphireと釣り合うということでもあるが。
……ただ、ボリューム7割というのはどう考えても尋常な使い方ではない。もし、今後私がより広く、より音量を出せる視聴環境を得るとしたら、その時はさすがに力不足に陥るかもしれない。
が、少なくとも現時点では、繰り返しになるがSapphireとの組み合わせにおいても意義深い存在感を放っている。導入してよかった、映像鑑賞がもっと楽しくなった、そう思えるほどに。
それがすべて。
【Audio】 システムまとめ 【Visual】
【レビュー】ECLIPSE TD316SWMK2
スポンサーリンク