LUMIN A1がホップ、
LUMIN S1がステップなら、
LUMIN X1はジャンプだ。
今まで雑誌社の試聴室で聴いたことはあるが、自宅でX1を聴くのは初めてである。
楽しみだ。
というわけで、まずは外観と運用から。
A1から続くアルミ削り出しの筐体は相変わらず凄味が漂う。
SFORZATO DSP-Doradoと見比べると何とも言えない気分になる。
ちなみに、フロントパネルのLUMINのロゴもA1・S1・X1で全部違う。
A1はプリント的なロゴ。
S1はなんかアレな金ぴかバッジ。
X1はシャープなイメージ。ブラックモデルはロゴもブラックになる。
背面。X1はDACを搭載するプレーヤーでありつつ、超豪華なトランスポートでもあるので、USB出力も搭載する。
だから“ひさし”はなんとかならなかったのか!
と言いつつ、“ひさし”にも謎の改良が施されている。
A1の仕上げはこのようにシャープだが、
X1の仕上げはこのように角が取られているのである。
(※これはX1で改良されたものではなく、単に一時期からA1~U1含めて仕様が変更されたという可能性もある)
……いや、そんなことをするよりも“ひさし”そのものをですね……
外部電源。X1の電源部はプレーヤー部同様アルミ削り出しとなり、様々な点で一気に強化された。とりあえず重量はS1の電源部から2倍になっている。デザインも変わった。
まんまインゴットな趣。ずっしり。
背面。従来はフロントにあった汎用パーツの電源スイッチがなくなり、主電源は背面に移された。そしてDCケーブルのコネクターも変わっている。
DCケーブル。従来から太くごつくなった。
従来はコレ。
X1はRJ45ポートにくわえ、SFPポートの搭載が大きな話題となった。
これにより、「OPTICAL NETWORK: Use simultaneously with RJ45 (e.g. connect one to router and one to LUMIN L1 or NAS)」と公式が言うような接続も可能となった。
奇しくもミュンヘンハイエンド2018でSOtM sNH-10Gが同時に発表されたのは偶然にしては出来過ぎのような気もするが、偶然と言われたのできっと偶然なのだろう。
せっかくなので、LUMIN L1を使って公式の言う接続を試してみよう。
運用面に関しては、言うまでもなくLUMIN Appが完璧に使えるので最強である。
アップデートも相変わらず活発に行われている。
PCM 768kHz/32bit・DSD512の再生、アップサンプリングがPCM 384kHz・DSD128まで対応などなど、LUMINのラインナップの中で、X1だけの機能/特徴もある。
画像が巨大なのでクリックで拡大。LANポートのLEDの消灯も可能。
そして忘れてはならないのがRoon ReadyとMQA対応。
RoonでアップサンプリングしたPCM 768kHz/32bit・DSD512も楽々再生できるし、
もちろんTIDAL Mastersもフルデコードで完璧に再生可能。
X1は機能面において紛れもなく最強格のネットワークオーディオプレーヤーである。
Diretta? それはそれ!
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