胡原おみ先生の新刊です。
平安時代、今日の秋田県横手市&美郷町が舞台となった「後三年合戦」を描いた作品。漫画の発刊に当たって横手市の総力戦的な勢いを感じます。
中身はもりもり読める歴史漫画になっています。資料と解説も豊富なので私のような素人でも安心して読めます。
史実に沿って八幡太郎義家とか出てきます。秋田なのに。
そして作中最強の存在はある意味で秋田の冬そのもの。
ほんと雪さえ降らなきゃいいとこなんだがと思う一方、雪が降らねばそれはもはや秋田ではないという屈折しすぎて色々超越した地元感情。
しかし、うちの地元でも何か出来ないものか。
題材になりそうなのは小野小町くらいのもんだが、存在自体が二次三次四次創作の塊みたいなもんだからなあ……
それはそうと『十文字綺譚 クロス・ストーリー』も発売中です(宣伝)
漫画『後三年合戦物語』
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