まんま映像的に豪華になったシューテムアップ。
監督つながりで“ロシア人”も登場。
画質:8 音質:13
映像はAVCでビットレートは20台前半を中心に推移、全体としてはかなり低め。
音声はDTS-HDMAの24bit。
画質について。
こってり通り越してギトギト。今まで見たソフトの中で一番画作りが似通っているのはローグ・アサシン。
過分に濃厚、かつフォーカスは全編通じて甘め。甘いフォーカスについてはダーク/デイ・ウォッチから続くこの監督の画作りの特色なのか、それともビットレートが低いことによる弊害なのかまでは良く分からない。
害になるノイズの類はさして見当たらないものの、前述の通りいまいちフォーカスが甘めで、鮮鋭感という点では物足りない面もある。とはいえBDとして近作の映画に求められる画質の水準はきちんとクリアーしており、ギャグ一歩手前のドンパチを楽しむ上ではなんら問題は無い。
音質について。
音響のしょぼいドンパチ映画は炭酸の抜けたコーラみたいなもん。
その点、この映画は開栓直後の爽快感に満ちている。
映像と同様に音響もギャグ一歩手前の騒々しさに満ち溢れており、とにかく四方八方で音が弾けるので飽きることは無い。音の密度も威力も申し分なし。ある意味でやりすぎ感漂う映像に相応しく、音響面でも脳内麻薬をどばどば分泌させてくれる。
ねずみ大作戦のシーンではもっと音数が欲しかったかも。
ユニバーサルのBDは文字通りユニバーサル仕様かも?
BDレビュー総まとめ
【BDレビュー】 第108回『ウォンテッド』
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