画質・実写部:9 アニメーション部:14 音質:12
映像はAVCでビットレートは高め。
音声はドルビーTRUEHDの24bit。
画質について。
冒頭の2Dアニメーションシークエンス。
これはすごい。
イノセンスやスチームボーイといった地平に邁進している日本のアニメと違い、ディズニーのアニメはいい意味でいつまでも“絵本”です。
DVDの画質では、絵はついぞ絵になることはできませんでしたが、BDという進化を得てついに絵は絵になりました。夢みたいですね。
日本のスタジオが未だに四苦八苦しているマッハバンドの問題も全くありません。キャラクターの顔に落ちる影など、恐ろしく微妙なグラデーションも楽勝で再現されています。夢みたいですね。
かりかりの解像度ではなくソフト志向の、完璧な動く絵本に仕上がっています。
実写部も相当に高画質です。
多少画質にムラがありますが、良い部分は本当に良いです。ディズニーのソフトとして見た場合、暗い場面の画質は時によっては海賊3を越えてます。
いつぞやのイベントで使われたディスプレイはKUROの60インチでしたが、うちのX5000も全く負けてませんね。まあ明るくカラフルな場面なんで、思いっきりX5000のホームグラウンドのような気もします。っつってもバックライト最小にして明るさも相当下げた俺式改の画質での比較ですがね。
やっぱりプラズマじゃ「キラッ☆」は無理なんですかねー?
音質について。
ディズニーのソフトは基本的に画質は素晴らしいのですが、音質には結構不満がありました。
このソフトの音質は素晴らしいです。
基本的に音楽主体の音響なんで件のミュージカルシーンを例に挙げますと、オペラ座の怪人やヘアスプレーのような凝りに凝った音作りでは決して無いのですが、とにかく素の音質が非常に素晴らしいのです。特に声がいいですね、実に清々しい。
いよいよアニメーション作品のBD化も始まるようですし、ディズニーのソフトは今後音質面でも十分期待が持てそうです。
BDレビュー総まとめ
【BDレビュー】 第68回『魔法にかけられて』
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