*

【BDレビュー】第282回『X-MEN: フューチャー&パスト』

BDxmenfuturepast


画質:12
音質:10


映像:AVC
音声:DTS-HD Master Audio 7.1ch


○画質
 AVC採用だとか新装版だとか言っていた『X-MEN 3』が遠い昔に思える。
 本作の画質はかつて高画質だの何だのと騒いだファイナル・ディシジョンとは比べ物にならない。映像圧縮のノウハウの浸透よりも、ポストHD時代に突入して久しい撮影機材そのものの進歩によるものだろう。最近のBDは画質的に完全にインフレを起こしていて、黎明期のように明確な画質差をどうこう言えるような状況ではなくなりつつある。
 本作の画質も非常に素晴らしい。数年前であれば問答無用で「超高画質」と言って椅子から転げ落ちていたであろうレベルである。
 さすがビッグ・バジェットムービーと言うべきか、センチネルをはじめとするCGIの完成度は素晴らしく、実写にもディティールでまったく負けていない。そしてファースト・ジェネレーションから大きく存在感を増したドラマパートも、凄まじい情報量で切り取られることにより巨大な緊迫感を持たせることに成功している。
 情報量、解像感、すべてにおいて100インチのサイズでもまったく不満なし。

○見どころ
 ウルヴァリンの髭面
 新旧センチネル


○音質
 空間すべてに炸裂する音を散りばめるというよりは、重厚な劇伴と低域の力感でもって空間を塗り潰す類の音。アクションシーンでは十分すぎるほどのサラウンド感も味わえる。
 ダイアローグは重く力強く、本作の会話劇としての魅力を引き立てるうえで素晴らしい仕事をしている。
 これまたDolby Atmosで収録してほしかった。ま、いずれDTS:X版が出るだろうが。

○聴きどころ
 クイックシルバー
 スタジアム


○総評
 サムライは置いといて、ファースト・ジェネレーションが実に面白かったので本作を心待ちにしていた。
 過去組に関して言えば正直「まだ」顔見せの感があるので、彼らが能力を全開にするであろうアポカリプスが待ち遠しい。



○再生環境(詳細はコチラ

・ソース
OPPO BDP-103

・映像
Victor DLA-X30
KIKUCHI SE-100HDC

・音響(センターレス6.0ch)
Pioneer SC-LX85
Nmode X-PM7
Nmode X-PW1 ×3(サラウンドにモノラル×2、サラウンドバックにステレオ×1)
Dynaudio Sapphire
Dynaudio Audience122
Dynaudio Audience52



【BDレビュー】総まとめ

スポンサーリンク


関連記事

Fidelizer Nimitra Computer Audio Server

 日本未上陸のネットワークオーディオ関連機器をなんとなく紹介するシリーズ。 Nimitra C

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第28回『プレデター』

血が出るなら殺せる 画質:5 音質:9→13 映像はMPEG-2でビット

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第81回『紀元前1万年』

画質:8 音質:5 映像はVC-1でビットレートは20前後。頭を抑えられている感じではない

記事を読む

【ネットワークオーディオ】コントロールアプリ・iPad篇

※この記事の内容・データ等は2012年3月21日時点のものです       手始

記事を読む

【レビュー】アイ・オー・データ RockDisk for Audio ― はじまりという価値

 これからネットワークオーディオの門戸を叩こうとしている人が、  「ネットワークオーディオプレ

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第127回『BLOOD THE LAST VAMPIRE』

フルデジタル製作黎明期の傑作。 デジタルという言葉から連想される機械的無機質さは全く無く、むしろ非

記事を読む

【Dolby Atmos/DTS:X】トップスピーカーの取り付け

スピーカーの配置④――ドルビーの推奨位置から考える トップスピーカーの選択②――ECLIPSE T

記事を読む

【音源管理の精髄】 『自分ルール』の重要性――ジャンル/アーティスト/アルバム 【ネットワークオーディオTisp】

 『自分にとって良いライブラリとはどのようなものか』  『どのようなライブラリを作りたいのか』

記事を読む

【ネットワークオーディオTips】コントロールアプリの検証 2014-2015

※評価項目を整理し直したので2014/06/30公開の記事を再掲※ 始まるのがだいぶ遅くなってしま

記事を読む

【音源管理の精髄・応用編】 サーバーソフトの複数同時運用 【ネットワークオーディオTips】

 サーバーソフトの複数同時運用。  今までに何度も言及してきたことだが、具体的にどんなメリットがあ

記事を読む

スポンサーリンク

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

スポンサーリンク

【レビュー】SOULNOTE D-1 音質編

外観・運用編 ・再生環境(詳細) canarino

【Munich HIGH END 2017】SFORZATO / fidata in Munich

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】Cocktail Audio CA-X50 【Roon Ready】

  Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら

【Munich HIGH END 2017】constellation audio LEO 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】Roon Labs自身による“Nucleus” Roon Server

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】Playback Designs Dream DAC MPD-8 / Transport MPT-8 【Roon?】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】DELAの進化は続く

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】Mark Levinson No519 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】dCS Vivaldi One 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】Ayre QX-8 / AX-8 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】MSB Technology The Reference DAC 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】AURALiC G Series 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

言の葉の穴・四周年

 三周年記事で地元ネタ全面解禁宣言をしてから1年。  主に私のや

【Munich HIGH END 2017】Dynaudio Special Forty

Dynaudio Special Forty https://y

【レビュー】SOULNOTE D-1 外観・運用編

 SOULNOTEのDACには、対応フォーマットのスペックを偏重する流

LUMIN U1がDSD256に対応

LUMINのネットワークトランスポート「U1」、11.2MHz DSD

【菅江真澄紀行文】『菅江真澄と歩く 二百年後の勝地臨毫 出羽国雄勝郡』が完成しました

小町ゆかりの地「真澄と歩く」出版プロジェクト - FAN AKITA

【御礼】ヘッドホン祭&北陸オーディオショウ(デジ研)・OTOTEN 2017が終了しました

春のヘッドホン祭2017 / 第2回北陸オーディオショウの「デジ研」に

【おしらせ】OTOTEN 2017に参加します

 久々だと思っていたら三週続けてのイベント参加です。 O

【おしらせ】春のヘッドホン祭2017 / 第2回北陸オーディオショウの「デジ研」に参加します

 久々のイベント参加になります。 春のヘッドホン祭201

→もっと見る

PAGE TOP ↑