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【UHD BDレビュー】第37回『アポロ13』 米国盤 【DTS:X】




画質:7
音質:10
(評価の詳細についてはこの記事を参照)

映像:HEVC BDの時のマスターのアプコンではなく4Kリマスターだと信じたい
音声:DTS:X トップスピーカーの活用:中 オブジェクト効果:中


○画質
 全体的にフィルムの稠密な質感を素直に活かした画となっているものの、解像感と情報量はシーンによって大きな差がある。
 人物や背景・メカ類のクローズアップはおおむね良好なディテールを見せる。宇宙船内で、外から光が差し込むような状況ではさらに画質が跳ね上がる。鮮烈な光と暗がりの情景が諧調を保ったまま一画面に同居する、HDRの恩恵を如実に受けるシーンが幾度となく登場する。
 宇宙船をはじめとするCGは年代相応のディテールながら、不満を覚えるようなものではなく、4K/HDRの器の中にあってもなお輝きを放っている。

○見どころ
 打ち上げ
 ばあちゃん


○音質
 必要十分な威力の打ち上げシーンや朗々と鳴る音楽に引き続き、宇宙に出てからは360度全方位に展開する緻密な音空間を堪能できる。一連の事故のシーンでは、爆音、船体の軋み、四方八方から響く警告音などが降り注いで汗をかくレベルの緊迫感を生む。地上の管制室では大量の声が飛び交うも、ひとつひとつの声がしっかりと聴こえる明瞭さと巧みな空間配置が光り、情報の渦に身を置く感覚は大いに高まる。
 弩級の威力よりもむしろ精密な音の積み重ねに重きが置かれており、DTS:Xによってさらなる包囲感と移動感が得られたことは本作の音にとって大きなプラスとなっている。トップスピーカーも音楽に効果音にと大忙しながら、元々の音響の順当な拡張といった感じで、トップスピーカーの活躍だけで感嘆をもたらすようなものではなかった。

○聴きどころ
 打ち上げ
 宇宙船内で聴こえる爆音、軋み、警報音のつるべ打ち


○総評
 名作の手堅いUHD BD化。
 やはり90年代中盤の映画は面白い。こうなると『コンタクト』あたりのUHD BD化も期待したいところだ。



○再生環境(詳細はコチラ

・ソース
Panasonic DMP-UB90

・映像
LG OLED55B6P

・音響(センターレス6.1.4ch)
Pioneer SC-LX59(AVプリとして使用)
Nmode X-PM7(フロント)
Nmode X-PW1 ×4(フロント以外の全チャンネル)
Dynaudio Sapphire(フロント)
Dynaudio Audience122(サラウンド)
Dynaudio Audience52(サラウンドバック)
ECLIPSE TD307MK2A ×4(トップフロント・トップリア)
ECLIPSE TD316SWMK2(サブウーファー)



【Dolby Atmos/DTS:X】オブジェクトベースシアターへの道・まとめ

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