*

【レビュー】Nmode X-DP10 設定(主にJPLAY)・運用編

Nmode X-DP10 外観編


 ドライバをインストールしたので設定パネルを開きたいのだが……
 ここにはない。


 ここにあった。


 この時点でNmode- X-DP10を接続していないので、機器は何も表示されていない。



 X-DP10を接続する。
 出た。


 そして例のJPLAYモード。
 ポチッ。



 さて……


 それでは、JPLAY・700Hz/0.01sec再生チャレンジを行う。




 音源のフォーマットは上から、

PCM 44.1kHz/16bit
PCM 44.1kHz/24bit
PCM 48kHz/24bit
PCM 88.2kHz/24bit
PCM 96kHz/24bit
PCM 176.4kHz/24bit
PCM 192kHz/24bit
PCM 352.8kHz/24bit
DSD 2.8MHz
DSD 5.6MHz
DSD 11.2MHz

 
 使用PCはcanarino Filsで、JPLAYのシングルPCモード。
 JPLAYのためにCPUの動作を制限したりBIOSにまで潜って諸々の設定をしたり、そういったことは特に行っていない。

 サーバーソフトはPCM全部とDSD 2.8MHzはAsset UPnP、DSD 5.6MHz/11.2MHzはMinimServerを使用。
 コントロールアプリは見てのとおりBubbleUPnP。


 結果。


PCM全部とDSD 2.8MHz:ド安定 問題なく再生可能

DSD 5.6MHz:不安定 音切れ&次の曲が再生されないことが頻発

DSD 11.2MHz:無理 そもそも再生不可能か、冒頭が一瞬だけ再生されてすぐ止まる

※X-DP10そのものはDSD 11.2MHzまでの再生が可能であり、JPLAYの設定を350Hz/0.01secにすると、DSD 5.6MHz/11.2MHzでもド安定で再生可能になった。


 私自身はPCをいじくりまわしてJPLAYをDAC Link 700Hz/PC Buffer 0.01sec設定で安定再生させるエクストリームスポーツにたいして興味はないのだが、現にこれだけ大騒ぎされている以上、紹介する側として無視はできない。

 所有しているiFI nano iDSDやOPPO Sonica DACもレイテンシーの設定が可能であり、JPLAYの700Hz/0.01sec設定でも音は出せた。しかし、それは単に「選べる」というレベルでしかなく、安定再生とは程遠かったことも事実。DSDどころか、場合によってはPCM 44.1kHz/16bitの音源でさえ、一曲通して再生されることを祈りながら聴いていたような有様だった。
 「700Hz/0.01sec設定でなければJPLAYの真価を発揮したことにはならない」などという強迫観念に囚われてしまったなら、こんな有様では心穏やかに音楽を楽しむこと自体、夢のまた夢になってしまう。

 一応付け加えると、レイテンシーの設定やKernel Streamingに対応するか否かだけでUSB DACの価値を計ったり、Asset UPnPやMinimServerといったそれ自体で価値のあるソフトをまるでJPLAYの付属品のごとく扱ったりするような思想に私は与しない。
 良さを認めることと盲従することは違う。Roonもそうだし、JPLAYだってそうだ。

 まぁ色々あるが、実際に700Hz/0.01sec設定が音質的に高く評価されているなかで、Nmode X-DP10がJPLAYモードを搭載してきたことのインパクトは大きい。
 上記のとおり、700Hz/0.01sec設定下で従来とは隔絶した高い安定性を実現できていたのには素直に感嘆した。私の環境化ではDSD 5.6MHz/11.2MHzだけ今一歩及ばなかったとはいえ、存在する音源の実態を考えれば、ほとんどの場合で気にするような問題でもない。

 ちなみに私はcanarino FilsをJPLAY専用機にするつもりはなく、JPLAY以外でも常に大喰らいのRoon Server・JRiver Media Centerに加え、Twonky Server・Asset UPnP・MinimServerが動いている。そのため、JPLAYの安定再生にとって相当シビアな環境であると言えるのかもしれない。それでも、オーディオ用PCならではの美点、汎用機としての価値を潰すような真似をするつもりはない。



 というわけでJPLAYに関してはおしまい。



 JPLAY以外の再生ソフトでも、ASIOとWASAPIの両方で問題なくDSD 11.2MHzまでの再生を確認した。(画像はRoon)




 特に動作で不安はない。



 最後にアップサンプリングについて。

 フロントパネルのスイッチはカチカチとした固定切り替え式のように見えるが、実はニュートラルになっている。固定切り替え式ではないので、リモコンでの操作と競合しない。
 上に押す(倒す)とアップサンプリングオン(押すごとにPCMとDSDが切り替わる)、下に押すとオフになる。
 

 アップサンプリングを有効にすると、入力されたレートとアップサンプリングのレートが同時に表示される。
 PCMアップサンプリングの場合、44.1系列なら705.6kHz、48系列なら768kHzにアップサンプリングされる。
 DSDアップサンプリングの場合、PCM 44.1kHz/48kHzならDSD 5.6MHz、それ以外はDSD 11.2MHzにアップサンプリングされる。48系列も44.1系列と一緒くたの扱いを受けるのが少々気になるところだが……





 音質編に続く。



【音源管理の精髄】 目次 【ネットワークオーディオTips】

【レビュー】 視た・聴いた・使った・紹介した機器のまとめ 【インプレッション】

よくある質問と検索ワードへの回答

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