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【BDレビュー】第303回『インターステラー』

公開日: : 最終更新日:2016/03/05 BD・ホームシアター関連, オーディオ・ビジュアル全般

画質:9
音質:8
(評価の詳細についてはこの記事を参照)

映像:AVC
音声:DTS-HD Master Audio 5.1ch


○画質
 まんま『ダークナイト ライジング』の画。重苦しいフィルムの質感やIMAXになった途端画質のレベルが上がるのも同じ。
 しかし、IMAXでの画質の上げ幅は『ダークナイト』や『ダークナイト ライジング』に比べるとだいぶ小さい。被写体の問題だろうか。トウモロコシ畑はIMAXの画質的な恩恵をあまり受けないとか? IMAXの暴力的なまでの高画質によるブーストが効かないため、評点はそれほど伸びない。
 そしてIMAXの使いどころが謎。一つのシーンの中に通常のフィルムとIMAXのカットが混在し、しかも統一感がないのでその意図がまるで読めない。何故にこのカットでIMAX? と思うこともあれば、逆もまた然り。
 宇宙空間はさすがの美しさ。淡々と映し出される天文現象は荘厳ですらある。

○見どころ
 ワームホール
 五次元空間の怪


○音質
 BGMも効果音も終始「ぶおおおおおおおおおおおお」という具合で、迫力はあるものの芸がない。砂嵐も、大津波も、ブラックホールも、同じもののように聴こえてしまう。もっと現象ごとに個性が欲しい。せっかくの映画音響なんだから、もっともっと想像を駆り立てるような音が欲しかった。
 静との使い分けは非常に巧みで、ぶおおおおおおおおおおおから瞬時に静寂が訪れる様などは強く印象に残る。その揺れ幅を最大化するためにも、ぶおお(以下略)をいかに強烈かつ重厚に鳴らせるかが本作の音の肝と言えるが、一般家庭ではそれもなかなか難しいだろう。ブラックホールの超重力で悲鳴を上げる宇宙船の軋みと、サブウーファーの重低音で悲鳴を上げる部屋の軋みがシンクロでもすれば、究極の臨場感が味わえるのかもしれない。

○聴きどころ
 ぶおおおおおおおおおおおお


○総評
 画も音も作品内容も『コンタクト』の方がずっと良い、と思うのは私だけだろうか。



○再生環境(詳細はコチラ

・ソース
OPPO BDP-103

・映像
Victor DLA-X30
KIKUCHI SE-100HDC

・音響(センターレス6.0ch)
Pioneer SC-LX85
Nmode X-PM7
Nmode X-PW1 ×3(サラウンドにモノラル×2、サラウンドバックにステレオ×1)
Dynaudio Sapphire
Dynaudio Audience122
Dynaudio Audience52



【BDレビュー】総まとめ

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